2011-11-08

確約

たぶん、21世紀は確約破綻の時代といえる。
いい意味で言えば、社会の大転換期
悪い意味で言えば、将来が極めて不安
といえる。

確約があるからこそ、信頼と目標が成り立つ。
確約を信頼して、次に進める
確約を目標に、進むべき道を見出せる。
それが、契約社会、資本主義の根幹といえる。
そして、これが地道、努力を支える根拠であり、
組織の方向性を担保までしていた。

しかし、確約は破綻してきた。
地球規模で始まっている天変地異
複雑化した経済問題
情報発信の容易化、情報精度の低下、伝言ゲーム現象
が、いろいろな条件で自分に降りかかり
これまで、確約していたことがさぞ当たり前のように消えていく。

その確約にすがろうとすればするほど、
他人から痛烈な批判を受ける事態になっている。

「努力は報われる」
と信念を持っていたとしても
その努力行為が努力どころか、
悪行とみなされてしまう時代である。

確約が確約ではない時代なので
社会、制度、人間関係もすべて時限的、刹那的に捉えるほうが
今を生きる精神として、
裏切り感、
絶望感
を最小限にできるのではないか思ってならない。

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