2018-10-31

原罪

キリスト教内の西方教会において最も一般的な理解では、アダムとイヴから受け継がれた罪のこと。
人間は存在そのものが罪だからそれを悔いて生きるという発想。
だから慎ましやかに生きるべきであり、
この発想ってキリスト教だけでなく多くの宗教に通じる発想ともいえる。
しかし、現代社会、権利と自尊心に満ちている社会。
信仰しながらもこの思いでいる現代人は戒律違反ではないかって思うことばかりだなあ。

2018-10-30

一貫

古い重量単位という意味もあるが
 一つの方針・方法・態度で、始めから終わりまでつらぬき通すこと。
情報過多のこの時代、初めから一貫した考えでいることは
頑固というか可用性がないと思われかねない。
しかし、一貫性がないと判断基準軸がないとみなされたりする。
将来を見通して一貫性を保つことができる、
それが仕事ができるということかもね。

2018-10-29

羞恥

 自己の肉体的あるいは精神的欠陥が他人の注意の対象になっていると気づくときに
出現する根源的感情。
現代において、この羞恥心の認識がおかしくなっている。
流行りという概念をもとに、その価値を恥じから自信に変えてしまう。
今まで恥ずかしくてそんなことできない行為を自信をもって行動するどころか
その行動を批判すること自体を否定する。
なんでもありという価値観のためか、ある程度の公序良俗があったはずがこの概念で
羞恥心、公序良俗の観点がおかしくなっている。
羞恥心など今まで秘めていたことに寛容になることと公序良俗の道徳心
両立なんかできないのに、まーこの現代社会はchaosだこと。

2018-10-26

連鎖

くさりのように連なっているもの。そういうつながり。
連鎖の中にいる。
それは自分の中心に考えると前後左右というか周りと
なんらかのつながりがあるということだ。
そんなの当たり前ではないかっていう人がいるだろうが、
そのつながりについて正確に客観的に理解しているだろうか?
自分が思っている以上、または全く違う観点でつながっていると思われているかも?
そのつながりをどうしていくかが社会での生き方なので
適度に自分のつながりを確認、意識すべきだと感じてしまう。

2018-10-25

不備

十分な備えに欠けること。また、よく整っていないこと。
手続きや防災の準備に対して不備があるというが
その準備に対して十分な情報が提供できているだろうか?
不備の指摘はその当人をただ貶めたいだけに感じる。
不備ではなく、その人に情報を伝えきれていない発言者の不作為に感じてしまう。
どうも現代人は自分の不作為を棚上げして、他人を攻撃したがるような気がしてならない。

2018-10-24

先般

さきごろ。このあいだ。
もっと言えば、さほど遠くない過去の物事や出来事のこと。
日進月歩、、、いや秒進分歩のこの時代。
過去においても
いつのことか、どんな内容におけることかを明確にしないと
先般という言葉の意味するところが通じないことが多くなっている。
思うに、こそあど言葉である代名詞などの非特定性の強い言葉は
意識して使わないようにしないとなかなか相手に伝わらないと感じる。
もっとも、伝わらないことは聞いている側が理解できないほうが悪いという
論理ばかりだから、そもそも会話が成り立たない現代だから
先般という意味も通じることはないかもね。

2018-10-23

戦禍

戦争によるわざわい・被害。
これって互いお立場で意味が変わる。
攻撃した側からすれば、撃破数は戦禍ではなく戦果になるし、
受けている側からすれば、それは戦禍になる。
立場がかわれば、それぞれの言い分、価値観がある。
自分にとっての被害は相手にとって功績であることについて
文句を言うべきではないということを理解しないと。

2018-10-22

拒否

自分に向けられた要求・希望などを、いやだと言ってはねつけること。
現代社会で認めてしまった拒否権。それゆえどんどんおかしくなる。
現代人は他人には強制、義務を強いるが
いざ自分がその立場になると拒否権を発動させる。
個々人がそれを繰り返しているから先に進まないことが多い。
平等が生み出した指示、命令の実質禁止。
拒否が生み出した停滞、現状放任。
社会として一定の意思をもって進める醍醐味はなくなり
一握りに自己完結型の者に富が集まるのは自明の理に感じてならない。

2018-10-19

流言

根拠の無いうわさ。デマ。
しかし、インターネットの普及でそれが嘘から出た真になりやすい。
根拠のない噂としてもその噂を根拠にまた新しい情報が発生すれば
それは根拠のある事実になってしまう。
根拠そのものが正しいかどうかは現代人は検証することはなく
その情報の信ぴょう性は別の情報で担保することばかりだから。
そして、その流言を否定し真相を言い出すと
それを容易に信じてきた人間の尊厳を守るための行動がまた働き、、
本当に虚像で作られた情報社会だなあって思ってしまう。

2018-10-18

闘争

たたかうこと。あらそい。
現代人は平和主義という名目で闘争を禁じている。
しかし、現場、実務の世界では闘争心とかを煽っているし
それが人間の頑張りにつながっている。
元来、人間、、生物は他を滅する存在である。
その気持ちを個々レベル押さえようとすることが問題と僕はずっと言っている。
押さえるのではなく、勝ち目ないということを相手に示すことが一番の平和主義。
そのために武装化、軍備、攻撃性は必要悪なのに、、
なぜか理解されない日本。どこがグローバル思考なのか??

2018-10-17

愉悦

たのしみよろこぶこと。
何をもって愉悦か?あまり楽しい、喜ばしいことが自分の人生においては少ないかも。
ちょっと切り口をかけて、ほっとするタイミングは?と考えると
~帰宅したとき
~職場の席に着いたとき
~朝起きてまだ出かけるまで時間があるとき
が挙げられる。
、、、、僕は基本、他人と触れる時間から解放されることがわかる。
職場の席に着くときも考えてみれば出勤ラッシュから解放されるから、
自己分析すると自分の嗜好がわかってくるなあ。

2018-10-16

遊心

不可欠な要素でないが、あれば楽しいという、(余裕から出た)いたずら的な気持。
遊び心でいう余裕が求められるのは行う側ではなく行われる側。
だから、自分本位で遊び心で活動したがる現代人。
それを拒まれると
「なんだよ、わざわざやってやったのに」
と吐き捨てるようなことを言い出し、不機嫌になることが多い。

相手側からの不快、その不快感にまた不快さを感じる悪循環が多い現代社会。
遊びたい気持ち、、はっきり言えば、ビジネスでは無駄。

2018-10-15

協会

ある目的のため、会員が協力して維持する会。
言うまでもなく、現在で協会と言われるものについて悪評しかない。
それを踏まえて現代人に言いたいのは
協会という概念そのものを認めている社会認識が間違っているだけであり、
その協会の責任者の問題よりその協会をそのままにしていた社会のほうが
おかしい事実を見失っていないか?

ある目的のため、その達成が永続的なものではない時代になっている
プロジェクト
クラウドファンディング
多角的業績評価分析
などから、同じ目的のままであること自体が問題なのだ。
目的達成のための役割アサインがいつしか
権威になっていること、なっていくことが問題である。
ジョン・アクトン曰く
「権力は腐敗する」
今の尚この意味が生きていることを忘れすぎなのである、現代社会は。

2018-10-12

好感

このましいと思う気持。このましい感じ。よい感情。
どうも世間の人たちは自分の感情を理解していないと言い切れる。
相手に好感をもつということは
それ以外の誰かに嫌気がさしたということである。
好感度UPというが、その背景にはその他の人への興味がなくなったり、
嫌いになったのである。
人間の心って、100%の円グラフ。
何かの比率が高まればその他が減る。
僕からすれば、当たり前のことだと思っていたが
全く理解していない人が多く、
「あの人いい人だよね」と同時に
「そういえば、あっちの人なんかさーーー」
って言っていることばかりの自覚があまりになさすぎだと言える。

人の好感を得たい、、それは他人を追い落とすということが理解されないから
コミュニケーションが大きな問題になっているといえないか?!

2018-10-11

情操

(道徳的・芸術的・宗教的など)社会的価値をもった感情で、複雑なもの。
??
別の定義では
美しいもの、すぐれたものに接して感動する、情感豊かな心。
道徳的・芸術的・宗教的など、社会的価値をもった複雑な感情
??
なんだろうね。
情操って、そして情操教育ってどんな教育?
わかりづらい、わかっていないものを教育するって、
日本人の曖昧さの象徴的な活動って思ってしまう。

2018-10-10

寄稿

原稿を新聞や雑誌にのせるように送ること。
文章を書いて一般展開させることはこのブログのように簡単だ。
しかし、それでお金をもらうとなるとちょっと難しい、、と思っていた。
が、実際に寄稿している人たちに触れるのだが
大した文章ではないのにお金をもらえるし
文章で述べていることを実践していないどころか
真逆のことをしているなって感じることばかり。
僕の性格上、気になると聞きたくなるのでタイミングをみて聞いてみた。
「うるさいなあ、だったら寄稿して稼いでみろ、読んで金を払うほうの自由もあれば、文章をどう書くか、その通りに生きるか別だってわからないのか!」
だそうだ。
正論かもしれないが、だからこそのその自由で金を払った以上、徹底的に酷評し、広めるのも僕の自由だから、、、、これ以上は言わずもがな。

2018-10-09

執拗

ねばり強くしつこいこと。
自分の主張・態度をまげず、容易に相手に従わないこと。
現代人が勘違いしていることは
意思が強い=集団行動ができない
という事実だ。これが両立しできるという思い込みが社会全体を虻蜂取らずにしている。
考えほしい。「意思が強い」と言われ始まる起点は話者が相手に自分の意見を拒絶されることからはじまる。従順であれば聞き分けがいいとされて集団行動の模範になる。しかし意思が強いと言われるということは相手に従わないといえる。そして、数回のやり取りの結果、執拗という表現にかわるわけである。
日本では古来より、個々の意見を押し通すのはタブーとされているし、今でもその発想は変わっていない。なのに、表向き、やれ個人主義、やれ自己主張を強要しておかしくなっていることに気づいていない。
個々の意見を直接押し通すのはなく、謀を使って相手の口から自分の意見を共感させるように言われることに長けていた民族である。それは自己主張を騒ぎ立てる愚かな発想より、意見を伝播、実現させる高等な手段である。そのための活動を英語ではnegotiationとまでいえるのだが、そのスキルをおざなりにして、愚かな欧米発想をグローバルと勘違いして迎合することに呆れることしかでいないよ。

2018-10-05

呑気

性格や気分がのんびりとしていること。こせこせしないこと。
これをプラス思考で捉えるか、それとも、、
呑気をプラス思考で捉えることができる環境は物事に納期がない、、
つまり生産性を考えない状況が続いているといえる。
この現代社会、生産性を意識しない環境は効率化から否定、除外される対象になる。
ビジネスしかり、ボランティアしかり
呑気でいるということは周りの環境に対応できないという意味に捉えられる。
危機感を持てないものは存在価値がないとみなされる現代社会といえるので。

2018-10-04

処分

取り扱いを決めて物事の決まりをつけること、
その決まりにもとづいて規則・規約などを破った者に罰を加えること
となっているが、現代ではその意味から派生して、モノなどを捨てることにも使う。
決めるということは取捨選択、価値観に優劣をつける。
それは逆の意味で、価値のないものをこれから使わなくするものを指定するということ。
決める=捨てるという意味が世の真理ということが感じられる。

2018-10-03

感謝

ありがたく思って礼をいうこと。心にありがたく感ずること。
感謝の辞を述べることを恥ずかしい、もしくは言われても困る
という態度はどうだろうか?
シャイとか、素直になれないことを寛容的に許すというが、
お礼も言わない、言えない人間を同等に扱うことに道義を感じない。
自分の思いを相手にわかりやすく伝えるもっとも簡単な自己主張が
感謝だと思うが、そこを重視しないで、相手の嫌がることをするのを
自己主張というのいかがなものか?

2018-10-02

承認

その事柄が正当だと認めること。もっともだと認めること。
自己責任な社会なのに承認が必要。
自分の裁量権を超えるものに対して行うとされるが
それって言葉の意味で考えると、承認ではなく
責任転嫁でしかないのでは?
まー問題は承認に至るまでの過程であり、
〜承認するということから、自己責任の仕事を他人にさせていることにおける
 個々人の役割定義がおかしい
〜承認するときに、その作業の内容、品質を理解せずに承認することがまかり通ってこと
 を承認しているのはどうなんだろうか

承認というあたかも自分の役割を周りに認めさせようという考え方そのものが思い上がりの社会構成に感じ、この事実に危機意識をもっているのは
僕だけとしたら、この社会は終わりに近いんだろうね。
最後は承認の意味を理解したAIが人間の存在を承認しなくなることも
十分ありえるので。

2018-10-01

参加

なかまに加わること。
人として、他人と一緒に行動をし始めることを示す。
参加することで社会、組織が形成されてひとりではできない大きなことができると
されてとい思われてきた。
僕からすれば、参加することに意味はない。
むしろ、既存メンバーへの負荷と不協和を生み出す要因になりかねない。

人手不足や組織の輪を広げることで参加を求めていることが多いが、
それがどんどん他人を責めたり、批判、そして加害と被害の逆転という
異常な環境を発生させている。
むしろ他人に頼らない、いや人とできるだけ接しないことが
これからの人間という存在、いや意識レベルにおける経済の有様とまで考えてきた。
人が人と接することが最大の悪行かもしれない。
そう考えることが新たな価値観だと思ってならない。