2011-11-01

普請

なかなか使わなくなった言葉といえるが、
現代国際社会において、普請が今とても求められることといえる。
普請とは、社会インフラ公共施設整備活動である。

日本の建物行政はある種、税金の無駄遣いのような評価を受けているが
実際問題、道路の掘り返しや建物建設は
規模の大きな仕事の経験、実績を多くの民間企業にさせて
日本の建設技術を高めさせてきたと思ってならない。
震災後の早々の道路復旧活動は日本の技術の賜物と思わざる終えない。
逆に、建物行政が衰退したからこそ、
日本の失われた10年がきたのかもしれない。

僕の見解としては、福祉よりも普請活動を優先すべきだと思う。
社会として明確かつイメージしやすいものづくりが経済活動を活発化させて
それに携わるモチベーションや労働意欲が高齢化への起爆剤になるといえるし、
ただ生きている福祉よりも、何かを作り残すために生きる活動のほうが
よっぽど道徳的だといえる。

「働かざるもの食うべからず」
って子供を教育してきた老人たちが福祉、年金と騒ぐのは
本当に自己主義に感じて醜く感じる。

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