2013-02-28

間髪


一筋の髪の毛をいれる隙間という意味だが、
今では、nm(ナノメートル)という単位で技術が進んでいるので、
髪の毛なんてものはとても太く大きいものになっているといえる。

間髪のように慣用句の成り立ちは
古来からであるが、20世紀まではその慣用句表現が納得できたかもしれないが
21世紀の今の
価値観の多様化
国際化
技術革新
だと、慣用句表現の表現どころか、
その意味も理解できないものが多くなってきている気がする。

美しい日本語という言葉があるかもしれないが
それとは逆に、
やめるべき日本語表現という議題をたちあげたいものである。

2013-02-27

健気


文字の意味と用例が反対のような熟語。

健気に振る舞う
~健気だねえ

って言われる人は、実はかなり負を背負っている状態。

健気という意味は文字通り、
健康、元気であることなのだが、
本当に健康、元気である人に
健気という表現は使わないだろう、、、

っていうか、健気は、けなげ って読むこと、
上記の意味を正しく理解している人がどれだけいるのか?
現代日本に、、って思ってしまう。

2013-02-26

賽銭


お賽銭、、玉串料は誰に払う?
神様であると答えた人は、ある意味純粋な人であるだろうが、
現実を見れない人だといえる。

答えは、寺社、、その運営団体にである。
その賽銭で寺社を運営している。
仮に神様への奉納であったとみなした場合、
その賽銭があったのに、寺社が潰れるようなことが起きるこの時代。
神様が経営できないとは言わず、その経営している宗教法人に責任を求めるだろう。
つまりは、賽銭は運営している人間に支払っているのである。

神の前に平等という論理で
賽銭の額ではないという庶民は言うが、
とんでもない、賽銭の額こそ、
その寺社の格につながるのであり、
高額賽銭者にサービスを手厚くすることはとても重要。

この考え方、別に今の資本主義に始まっているわけではなく
氏子制度がそのものである。

氏子でもない貧乏庶民に
神の前の平等を言うのは
寺社、、いや、祀られている神とて嫌気が差しているのだろうな。

2013-02-25

自給


食糧自給率と関税は切っても切れない関係である。
しかし、それってどうなんだろうか?
日本の国益と食糧自給率って等しいどころか、
僕の中では相反すると思う。

国土が狭く、人件費が高い日本で食糧自給率を守るために、
他の強い産業を犠牲にしていいのか、
もっと言えば、日本の国益という観点で
強い産業だけ自由で
弱いところは保護という発想は
外国から見れば、なんて卑怯な国だって言われかねない。

確かに最悪なシナリオで
貿易封鎖で食糧がなくなるという話が挙げられるが
それは今の自給率でも同じ事といえるのに、、
もし仮に、貿易封鎖になったらというが、
今の国際経済で日本をそうさせることなんて相互的に無理である。

ちょっと考えればわかることだと思うのだが
なんか、変な方向、そしてありえない気遣いで
判断されているような気がする。

2013-02-22

一体

ひとつのからだ、、という意味で
一緒になって、ひとつとみなしてという用例が多い。

しかし、人は心体と表現もあるように心と体の一組で成り立つ。
そのため、一体となってという表現されても、心が重ならないので
一体となっての相乗効果、いや返って悪い結果になることもある。

僕はむやみな一体論より、それぞれの機能、役割を持つべきであると思う。
体という概念より、手足、臓器はそれぞれの役割をもって、独立しているので
そして、機能不全であれば、アポトーシスも起きうるべきだと強く思う。

一体となること=保身、安全神話より、
機能、役割の重責、処分を常に意識することこそ
心体として、真の’一体’なのではと思ってならない。

2013-02-21

長寿


生命にしろ、
物の有用性にしろ、
長寿であることは、価値があるのだろうか?
当たり前にいいことというマヤカシに騙されているではないだろうか?

物語に出てくる延々の命の超人は、死を願ったりしているし、
現実社会においても、高い医療費を払い、近親者に迷惑をかけるくらいならば
早々に身罷りたいと思う人が多いと聞く。

物もそうだ、長寿の製品だと買い替え需要が生まれない。
経済は買い替え需要で成り立っていると言い切ってもいいように
あるものを買い換えていくことが経済活動が活性化される。
長寿であることは経済成長の阻害要因であることと言い切れるところまできている。

長寿であることに価値をおくのではなく
寿命まで正常に機能する、
生物だと死ぬ直前まで健康であることに価値をもち、
そう長寿であることに価値をもたせることを否定する社会にならないと
停滞感は脱げないと言える人間社会になっているのだろう。

2013-02-20

士道


日本の武士道は国際的に認められている、、

本当かなあ、、
自分なりに、その手の文献などを調べた。

Japanese get ~ pride in ~
We get ~ benefit ~

あーー、そういうこと、、、
バカにされているんだねえ。

つまりは
日本人の武士道という精神的な誇りを重視する民族であるので
我々はそこを尊重して実益をあげるようにしよう

とのこと。

実際問題、武士道に敬意を持たれていても
外国人が武士道を真似ることはないことはこれまでの歴史でわかる。
他人の清廉潔白、自決主義は認めるので
汚れている自分らは利益を挙げさせてもらえればいい。
という価値観であり、武士道を貫けば貫くこと自体が相手への譲歩で
見返りなんてことは全くないのが事実。

国際化を進めて、武士道を尊ぶのは、
ある意味、自分で首を絞めている愚か者としか外国には映らない。
日本人が思う非武士道をもっとできるくらいの ’勇気’ が今求められているのだろう。

オリンピックで騒がれているロビー活動。
まさか、手ぶらで説得すれば気持ちが伝わると思っているのか?日本人。
必要なのは、相手の情報とそれを口実に支払う紙幣であるのに、、
もし、武士道を貫きたいなら、オリンピック、、いや国際化をやめなくてはならない
そんな瀬戸際なんだよ、今は。

2013-02-19

納税


政治学を修めている僕からすれば、
現代人の納税への対価意識が異常に感じてならない。
「納税しているのだから、」
「正しく税金を使ってほしい」
という発想はありえない。

納税は対価への支払ではなく、
生存権の保証してもらうための義務である。
生きているだけで支払わなくてはならないものである。

税金を正しく使う?
効率よく使う?
ありえない。
基本的に、
納税で市場通貨の調整
歳出で、市場が行わないあえて非効率な必要悪を行う
ことを求められているのである。

それに、それを使うのは統治者、その公僕であり、
民衆はそれに従うものである。
納税に文句があるなら、
政治家を変えるか、日本国籍を捨てるしかないというのが
統治の論理である。

どうも、無学というか、自分勝手な言い分で
納税への発言がされていると思ってならない。

それに、今の税負担が歴史的に見て
そうおかしい課税には到底感じられないのだが、、、
義務教育での歴史の勉強をちゃんとしてきたのか?
と現代人にいいたい。

2013-02-18

賃上


僕は経営者だから、出す側としての視点で考えると
なんかこの国はおかしい。

民意は
「賃上げ要請」
としているが、ある企業が賃上げを考えると
「賃上げするなら消費者還元」
と騒ぎ立てる。

これでは経営判断も経済成長もできないのではないかって思う。

言葉を悪く言えば、今の日本は
六道輪廻の 餓鬼界 に等しい。
自分だけ
他人がなぜ
というレベルでは前に進めない。

能力主義、個人主義の結果でもあるが、
その対極にある多数は意見である民意尊重ってあまりに矛盾している。

自分の会社の経営判断で社員の賃金を上げる判断が出来ずして
どうして、国民の景気を変えられようか!って思いが高い。
賃金の自由があるから成り立つ、市場経済。
あまり民意といわれる労働者思考だと、社会主義の二の舞になりかないと
警鐘を鳴らしておこう。

2013-02-15

反撃


僕は常に思う。
ずっと我慢していた人が最後に勝つということは
本当にあるのだろうか?
一度貧乏くじを引いた人は永続的に貧乏くじになる社会ではないだろうか?

こう考えるうちに、相手への反撃の仕方、され方を意識している。

我慢させ続けて、それを当たり前に思いだしたら
その人間関係は形而上下で血を見ないと収まらないことになるだろう。

これは
南北問題
労使紛争
という歴史が物語っている。

だからこそ、
どのタイミングで反撃するか、
どこを超えると反撃されるか
を意識することが、人間関係の極めて重要なファクターだと思う。

人はいつもまでの同じ関係ではない。
親子だって、扶養関係が逆転するのだから、
どのタイミングで反撃になるかをうまく見極めないと、、、
??!!!
親子関係ですら、このタイミングで折り合わないのだから
組織、国家間においてうまくいくわけがないといえないだろうか?

反撃と言う認識は
今までどおりを当たり前と考える者側だけであり、
現状を良くしようとする側の意見ではない。

現状維持に固執する側、
現状を良くしたい側、
なんだかんで、両立できない。
その行動起点が反撃ということなんだろうな。

2013-02-14

就任


ある地位に就任する。
これは当人にとって、ゴールなのか、それともカウントダウンなのか
それぞれの人生観だといえる。

あえて、スタートと言わない。
なぜなら、就任するときにスタートという発言をした時点で
ゴール認識である。つまり、ゴールはないけど、
スタートしただけの発想といえる。

カウントダウン認識であれば、
この就任すら、自分が目指すゴールへのカウントダウンのマイルストーンでしかない
ということになるからだ。

ゴール認識
カウントダウン認識
どちらもこの認識だけでは評価はできない。
関係者の顔色に依存するだろう。

もっと高みを期待しれている場合に
ゴール認識では、期待はずれとおもわれるし

その地位に就任させることに尽力してくれた人に
カウントダウン認識で就任した事実を通過点と言い切れば
不興を買うことになる。

もっとも、
就任することは、
その地位でないをするかにかかっているはずだが、、、・

実際問題
その就任する前にやりたい思いが多くそれをモチベーションに活動するが
いざ就任するとその地位で何もしないことが多く、
その何もしない姿に次に就任したい人が思いを馳せる
そんなサイクルが人間の性と見えてきて、
なんか、人間の限界を達観しつつあるのだが、、

2013-02-13

英国


同じ島国、イギリスをみて思う。
やはり覇権が重要と。

未だに太平洋戦争の罪を問われる日本。
それに謝罪しつづけるが、、

麻薬であるアヘンを売りつけて、それに抗議した中国を打ちのめして
香港を取り上げたのに、返還してやるという態度に文句を言われない。

植民地への今までの非道についても謝罪しない。

二枚舌戦略が今のイスラエル中東問題の引き金になっているのに
全く関係ないという態度でいる。

これで国際社会で強い地位にいられるの、、、やはり覇権をとったという
栄光以外考えられない。

勝てば官軍という言葉のとおり、
覇権を取っていれば、過去の愚行を責められないような
今の社会、、いや今の社会を作った側であることが重要と思ってならない。

スポーツで勝ちにこだわるのは、欧州の機運。
その機運はスポーツだけにあらず。
とるべきものを手段にかかわらずとることが重要。
とったあとに理由なんてどうでもできる。
それはイギリスの流れ組むアメリカも、第二次イラク攻撃で、
戦争根拠の証拠なしだった結論でもOKという世界情勢でわかることだろう!

2013-02-12

書順


テレビで漢字の書き順のクイズがやっていた。
僕は自信をもって合っていると思って回答したら
間違いとなっていた。

えーー、と思った。
なぜなら、実家の母は物持ちがよく、
僕の小学校の教材を未だに残していて、
その時の書き取りドリルには
僕の習ったとおりの書順ということを発見した。

、、、、、
書順の本質は
書きやすさという目的はなくなり、
その時の教育現場の権力者の意向でかわるものだと思った。
それは書順だけでなく、
リアス式海岸 は リアス海岸
鎌倉幕府開幕が 1192 から  1185 年
とどんどん変わっているのだから、
教育の正しさなんてものは意味が無いと強く思った。

2013-02-08

独自


独自であることは強みか弱みか、
日本独自の技術力というと強みに聞こえるが
ガラパゴス技術で国際標準に合わないという弱みを露呈したことは
記憶に新しい。

独自という概念をオンリーワンともてはやされるが、
それはひとりよがり、代替を探し始める兆しでもあるので
オンリーワンであることを誇張することは
ビジネスリスクということを感じずにはいられない。

独自とした場合、
オンリーワンで始めたら、それをナンバーワンにするために
そのものの改善と同じくらい市場支配の政治力が本当に重要といえる。
独自としながらも政治力が必要という現代市場がなんとも
混沌としているなあって感じる。

2013-02-07

気象


異常気象 という言葉を聞くが、それは異常ではないと思ってならない。
現代人の気象認識が異常であると思う。

歴史や民俗的な習慣を意識すると
日本各地での雨乞い
龍神信仰
洪水
雪女
飢餓、飢饉
などは、すべて気象がもたらしたものである。

それらのことが途切れることなく、また頻繁に口伝されていることから、
日本の気候は変化の激しい状況が読み取れる。

現在のゲリラ豪雨や首都圏に大雪という概念は
気象の問題ではなく、その気候変動を考慮していない
日本人の建築設計のおごりを気象のせいにしているだけで
マスコミが言っているレベルは
ゲリラ豪雨=龍神様の祟りじゃ~
と何も変わらないレベルの低レベルな発言でしかないのである。

2013-02-06

別解


大学受験の予備校などで、持ちはやされた
別解
というものがある。

セオリー通りではないが、正しい答えが導ける
オリジナリティー性などで、受講生に受けが良かった。
その発想が受験を超えて、社会を良くしているかもしれない。

、、、、嘘である、いや大きな弊害の温床ともいえる。

答えさえ合っていればいい、受験。
しかし、ビジネスはその過程や根拠のほうが重要である。
もっと言ってしまえば、答えなんてどうでもよく、
その別解で求めたことが、上司を怒らせるポイントになっていることが実に多い。

受験勉強、詰め込み式、その教育のアンチテーゼのように
別解という思考発想力を求めていた社会、

皮肉にもその思考発想力が社会ルールを守れない若者を
そしてそれゆえ、共通認識を得られずチーム力が発揮できず
衰退する日本を導いていると思うと、
この社会での思考する価値が見いだせなくなっている気がしてきた。

2013-02-05

算術

算術と数学と算数の違いは?
出てくる答えは
「そんなのどうでもいい!生活に役に立たないものだ」
となる現代社会。

小学校までは、算数だが、中学校からは数学にかわる日本の教育ルール。
算術というものを古語にしてしまっているのも、そのルールの一環だろう。

算術は四則演算が基本なので、
算数といっても語弊はないのだが、
その四則演算は外国からの技術に化しているが
古来から日本にもあったもので
和差積商という言葉があることがその証拠である。

日本人は結構、算術に長けていた民族で
その結果が今日の建築や様式、模様に現れているといえる。

現代人の算数嫌い、、
それはある意味、日本人の日本人らしさの衰えの一つといえる。
算術をもっとみなして、数字に強い人間が増えることが
日本の復権につながるような気がする。

2013-02-04

絶滅


絶滅危惧種を守る。
なんか正しい言葉に聞こえるが、
それは人間のエゴ以外なんでもない。

絶滅危惧種を人間が守る、
その理由はなぜ、、
ただの感情論、
ただの科学的好奇心、
それしかない。

地球規模の自然法則からすれば、
それは自然淘汰、
人間のせいで絶滅するから助けようということは
地球規模からみれば、自然淘汰の法則に逆らう許されるべき行為とはいえない。

絶滅するものを人間の管理下で存命させる。
そんなくらいなら絶滅したほうがましと思っているかもしれない種の尊厳もあれば
地球に意思があれば、自然法則に逆らい
勝手なことばかりする人間を快く思わないこともある。

人間の思いって客観的にみれば
結構、腹立たしいことを導いているかもしれない。

もっともそれは人間間でもいえることであるのは言うまでもないことだが、、

2013-02-01

網目


経糸と横糸の間の空間。
とはいえ、僕のビジネスから考えると
網目とはnetworkのことで、網目はその盲点の認識になる。
networkというとITと断定しかねないが、そうではない。

人と人とのつながりもnetworkといえる。
それゆえ再認識できた。

同じ集団にいたとしても
networkができていないと盲点になる人はいる。
一見すると密度が高く密結合になっているようでも
盲点、、そう網目は必ずある。
どんな組織でも、その網目にあたる人は存在するしお
その網目が孤独感を味わっていること、
仕事上のボトルネックになりうることも。
だから、その網目をいかに正確につかんで
対処できるか、それが管理、マネージメントであることを。