2011-11-04

援助

たぶん、人間が身につけて社会で一番勘違いしている概念。
相互扶助の概念の社会主義が破綻している現代において
援助という概念は成り立たない。
援助ではなく、未来利益を担保支払いを投機行為でないと成り立たない。
仮に、心からの無償支援と思っていても
こういう場合、援助を受けている側は
「もっと援助しろ」
「我々を助けさせてやる」
という弱者の論理で、援助側の気持ちを踏みにじることが大概発生している。

ビスマルク宰相にまつわる逸話がある。

沼に嵌って溺れている友人から助けを求められたところ、銃を向け
「その沼は底なし沼なので助けようとすれば二人とも溺れ死んでしまう。
 せめてもの友情で、君が苦しまないよう一発でしとめてやる」
と言い放った。
驚いた友人は、懸命に泳ぎ自力で沼から這い上がってきたといわれる。

僕はこれこそ、これからの時代の最高の援助だと思う。
下手な支援ではなく、自ら助くるものを助く、その行為を促すことが重要といえる。

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