2021-08-31

同目

サイコロ賭博で「同目(ゾロ目)」。
賭博、、ギャンブルということで非合法的な遊戯であり
一般的ではない用語のようだが、
「どうめ→とうめ→ため」となり、同じであることを ため と言うのは
一般用語になっている。
今では、ため口という言葉など一般的になっているが、
語源をたどれば、非社会的なところからきている言葉が多い。
逆に言えば、言葉が発生するのは人間の闇、
他人に理解できない事実を文字と言う記号化させることで
理解者を増やすことが目的なんだろうな。

2021-08-30

天球

観測者を中心とした、半径の無限に大きい仮想的球面。
天動説を前提に考えられた視点、、でも地動説でもつかなくはないし
個々人の私生活において夜空を見上げるとき
視点はどうしても、天球になるはず。
そう考えると、天球で見てしまう視点のはずなのに
地動説を掲げたコペルニクス、ガリレオガリレイは
発見以上に庶民の思い込みによる迫害はつらかったんだろうな。
人間は目に見えるもの、当たり前に思うことへの確信と
それを覆すことへの抵抗は恐ろしいほど行動をとるから。

2021-08-27

砂上

文字通り、砂の上。
言葉通りに捉えることもあるだろうが、
「砂上の楼閣」を起源として、脆いモノを表す比喩となっている。
そのうえ、物理的、形而下としての脆さからも派生して
形而上の脆さ、論理破綻や体制、運営の危うさをも指すようになっている。
こういう表現、外国人にわかるのか、、、以前に
現代日本人、学力高いくせに理解できないときている。
もはや日本語こそ砂上なのか。

2021-08-26

劣悪

質や仕事環境などが劣っていて悪いこと。
その職場環境が劣悪であることを経営管理幹部が理解できず
一般水準まで持っていかないと
市場と戦えるレベルにならないのに
「ちゃんと結果出せ!」
「なぜ他の競合に勝てないんだ!」
って騒ぎ、環境問題ではなく現場を余計強いる
バカの下にいることは不幸である。

ところがその不幸から
自助努力で抜け出そうとすると
「無責任だ」
「今まで面倒見てきたのに」
と騒ぐことがまかり通る。
日本の雇用関係そのものが劣悪で狂っているのでは?
と思わざるおえないな。

2021-08-25

満載

荷や記事をいっぱいのせること。
満載であることが喜ばれるのは成長過程。
人間であればいくらあっても足りないくらいの伸び盛り
国家経済であれば、これから所得が伸びることしかない状態。
その状態は、前向きという反面、
未成熟そして貧乏な状態といえよう。
日本は人間的、国家的に成熟している。
成長期に食事が出来ない人間で溢れかえっているほどいない
世界水準的に経済レベルは高位に位置する。
それゆえ、、
満載であることが、もはやお得とならないはず。
満載より、特化、希少を求めるべきで
その方向性でないと、経済循環は活性化しないはず。
こういう行動経済でなぜ為政者、マスメディアは論証できないのか?

2021-08-24

高度

基準面から測ったある地点までの垂直距離
目標とする点が水平方向よりどれだけ上の方向に見えるかを示す角度
のこと。
現地点から見上げる方向をどう捉えるか
その見上げを抽象化して、人の技術力をも高度と言い出している。
人間は見上げる方向をポジティブ、プラス思考にとらえて、
逆に見下げることをネガティブ、マイナス思考に捉える。
この考え方、、本当にそれでいいのか?
見下げることで足元、現実を凝視すること、身の回りの人材を把握することが
まず重要では?
高度を見つめて方向性を決めると言っても
そこに迎えるかどうか素地は足元にしかない。
現地点をどうなっているかわからずに高度ばかり口にする愚者が実に多いなあ。

2021-08-23

特価

特別価格。
基本的に平時より安い値段設定。
このことからも日本人は常にデフレ意識が強いということがわかる。
基本的に安くすることが善であり、
値上げを行うとき、市場、消費者に詫びを入れることがないとならない。
異常な市場経済、商習慣である自覚がないだけに
日本はデフレスパイラルから抜け出せないというか
ある意味、需給が見えざる手で維持されている
社会主義のように見えるなあ。
民主資本主義の国家の顔しているけど、
実際は共産主義のどの国家よりも社会主義制度が成り立っているのでは?


2021-08-20

発信

通信手段を使って通知や報告や消息などの情報を送り出すこと。
インターネット技術、ネットワークインフラの拡充、SNSの台頭で
ほぼ制限なく自分から情報を発信できる時代なっている。
このブログもその一環だろう。
制限がないということはそれに比例して、発信への返信も容易になっている。
その容易性が今度は大きな障害になっている。

発信する側は
自分が他人に情報を与えて共感、感謝されたい意思が強い。
それくらい自分の提供する情報に価値を感じているから発信する。
対して受け手は
受けた情報について、価値を感じない。もしくは逆にその情報が
出回ることが社会に悪影響をすると感じて反論を平気発信してしまう。
それにより、発信することによる社会問題になっている。

情報は重要だ。
しかしその情報をどう使うか、加工するかで他人、社会が変わる。
そう考えると情報は技術の神髄であり、核と同じようなモノなんだろうな。
使う人で社会貢献、兵器にもなるという点では。

2021-08-19

課金

料金を課すること。
サブスクリプションなどで定期支払が増えている。
日本人は買い切りを好む傾向が強かったが
最近は課金の多様性が進んでいる。
しかし、自分が理解できない他人の課金を批判する人が多い。
例えば
自動車について
定額レンタル利用者に対して
月額ローンで買っている人が
「俺は車を買っているから一緒にするな!」
というバカ発言
娯楽について
CD購買者が
カラオケ好きの人に
「モノとして残らないお金の使い方って間違っている」
とか言い出す。
モノ消費、コト消費を含めて
何にお金を使うかが変わっている。

だから、一つ言えるのは
「無駄遣いをするな!」
って言い出す発想はすでにレガシー(遺物)発想とすべきだろうな。


2021-08-18

脈絡

血管のことから転じて
つながった筋道。つながり
「脈絡のない話」という。
今では、ロジックが通っていないとか、論理性がないとかいうが、
一昔前までは脈絡のないという表現だった。
脈と絡、つまり流れとつぼを文章説明に例えるとはなかなか粋ではないか?
って思ってしまう。
それゆえ、
~話の流れが見えない
~この話のつぼは
という表現になり、ある意味慣用表現にまでなっている。
ロジックが通っていないというポイントは
流れ、つじつまだけでなく、つぼとなるポイントが明確でないことでもあり
文章表現、話のオチ、ポイントをどう盛るかも意識するきっかけにもなるな。

2021-08-17

先鞭

他に先んじて着手する。
先に鞭を入れることで、先手を取ること。
、、、上記の通り、「先手をとる」という表現にまとめられているなあ。
そもそも、先鞭とは、乗馬における鞭入れ
現代日常生活では乗馬する機会はなく、
自動車にアクセル、ギア入れで加速させるので、
鞭という概念がなくなってきている。
言葉はモノの記号である以上、そのモノがなくなると言葉も、、ということだな。

2021-08-16

瓦版

江戸時代の日本で普及していた、
時事性・速報性の高いニュースを扱った印刷物をいう。
天変地異、大火、心中などに代表される、庶民の関心事を盛んに報じた。
街頭で読み上げながら売り歩いたことから、読売(讀賣)とも。
行われていたことを解釈すると
現代のSNSと変わりない。それが電子媒体になっただけ。
事実、、、と思い込んだ内容を自主発信。
その内容は又聞き、憶測なので、結果嘘情報であっても
発信側は無責任どころか、情報を伝えてやっている発想。
こういう情報の伝言ゲームの結果が架空現象、妖怪の実体化を生み出した。
正しい情報や情報統制などを行政的に行おうとしているが
瓦版時代から治っていない事実から
人間自身が誤情報を生み出しやすいということだ。
蟻、イルカのコミュニケーションより誤情報が多いかもしれないが
その分、多くの情報伝達量があるがゆえか、、

2021-08-13

敢為

物事を困難に屈しないでやり通すこと。敢行。
うーーん、まず使わない熟語かな。
語彙としても、状況としても
語彙として、敢為と言うより一貫、押し通すで事足りたり
状況として、説明、同意しない行為を押し通すことのほうがリスクとされる今。
敢為邁往という四文字熟語もあるのだが、
IMEの変換で出てこないことだけに、
敢為はもう使われなくなるんだろうな。

2021-08-12

呼応

互いに呼びかわすこと。互いに示し合わせ、相応じて行うこと。
このことから派生して、先行する一定の語に応じて後ろに特定の語形が来ること。
呼応の副詞は初等教育で習うものである。
たぶん、おそらく → ~だろう 
決して、全然、少しも → ~ない 
もし、たとえ、仮に → ~たら、~ても
があるが、、
予備校の授業で、英語講師が
全然~ある 
と訳したので、
「そんな日本語はない」
って指摘したら
「全然~あるなど普通に使う」
と反論しやがった。
だから、教育機関の教育は愚かしい。
学科が違っても、
教える側がこれだから
バカは増えるし、その結果がこの受験戦争でおかしな人材が
跋扈する社会になったのでは思ってならない。
まー、バカがバカに呼応しているということか、、、、

2021-08-11

弱冠

男子の数え年二十歳のこと。転じて、年が若いこと。
数えでということは、、18~19歳?
いや、文字通り、弱い冠、、成人になりたて?
とりわけ、成人基準が20歳から18歳になった現在では、、
この弱冠の定義が曖昧になっている。
、、、というより、ジャッカンという音は
弱冠より若干での用例が多く、そもそも弱冠を使う場面ってあるのか?
未成年犯罪などで、成人規定そものに限界がある社会になっただけに。

2021-08-10

免罪

罪を許すこと。
ワクチン接種は免罪符になっているような。
16世紀の免罪符はカトリック教会が善行(献金など)を代償として
信徒に与えた一時的罪に対する罰の免除証書。 
それは教会の財源増収のため乱発されたもの。
ワクチンは科学的根拠に基づいて、そして無料接種だ!というが、
16世紀、カトリック教会の発言は今の政府以上、科学的根拠など話にならない
絶対であった。教会が言うのだから正解である。
ワクチンが無料?バカか、製薬会社に市場価格以上の支払いを国庫税金で
支払っている。このつけはのちの増税につながるだけ。

ワクチン接種の義務化、、そして毎年の接種、、
どう考えても、免罪符の拡大と同じ論理だ、、
まー、僕の提言もまた
マルティン・ルターが指摘した「
95か条の提題」レベルで
で大した内容ではない発端かもしれないが
のちのち、この指摘が正しかったにあるのではと思ってやまない。




2021-08-06

主文

裁判の中で、結論を記載した部分。
それ以外は、趣旨ではなく理由付けの説明になっている。
日本の司法制度の功罪を感じる。
裁判は、判事、検察、弁護と司法試験による一定の基準を有する人材同士で
専門性、高度な知的分析でなされるが、、
肝心な原告、被告を置き去りにしていないか?
そして、三権分立の司法の立ち位置をおざなりにしていないか?
行政、立法、民間ではわかりやすい説明を求められるし
デジタル化による高速伝播性も求められている。
デジタルにより図解、動画を用いる説明で広く民衆に理解を求める。
なのに、主文という文章と長たらしい全文で
原告、被告、その後判例となることから民衆を含めて
理解、説明として成り立っているのか?
司法制度改革、、、まだまだ始まってもいない。
多くの試験合格者を出したのだからもっと、改革へ回したら?

2021-08-05

破綻

物事がほころびて(=綻)つくろえないというように、
立直しも手詰まりになること
世間では、破綻させないように振舞うことが多い。
しかし、破綻させないために他のものが不利益を被るのはいかがなものか?
破綻してしまうとそれ以上の被害を被るからといいだすが
破綻してしまう者を徹底的追い詰めること、
それにより評価、価値を貶めることでこそ
真の能力主義になるのでは?
出来れば評価するのでは評価のインフレ、原資の枯渇しか生まない。
出来ないのならば、破綻し、取り返しがつかない
という緊迫感が人を駆り立てるのでは?

この破綻評価は嬴政が将軍に課したこと。
それで中国統一したし、
今では大人気漫画として評価されているのでは?

2021-08-04

内製

物を製作する際に、外注せずに内部だけで製作すること。
メーカーの企業活動って、内製、外部委託の繰り返し。
はじめは自社の技術力を示すため、お金もないので内製から
その次に名が売れていていることでブランド力としてコスト削減効果で外注へ
その後、コモディティー化、品質低下指摘から内製化に戻し
内製化をあたかも付加価値として再販している。

気づければそんなメーカーばかり。
僕から言わせてもらえば、外注した時点でその会社はメーカーではなく
ブランド商社になっているような、、それに踊らされる消費者
いかがなものか、、この市場経済。

2021-08-03

所有

持つこと。所持
最近、一つの結論を感じている。
占有と所有の共存はもはや認められない。
占有という概念ではなく、部分所有もしくは割譲しないとならないと。
所有はその所有権をもつ。
対して、占有権って権利だろうか?
「物を自分のためにする意思で事実上支配している状態」
あたかも、事実認定、、武力による支配の容認にしか聞こえない。
俺のモノは俺のモノ というカタチではなく
取引証跡、公文書に裏付けのないものに権利を与えるべきではない。
占有権だけで勝手に行った、それは過失だ。
その占有権を所有権に変えてから行動することを推奨しないと
勝手に行動して、その行動責任は他人に負担させるだけで法整備にならない。
現代社会は所有の概念が曖昧化、所有より共有が台頭してきているだけに
占有という概念を捨てて、所有権の拡充、共有権の法整備を進めるべきと言える。

2021-08-02

玩読

なかなか使われない、、意味も分からない熟語。
読みは、ガンドク
意味は、文章の意味をじっくり味わいながら読むこと
、、、玩読ほど玩読されない熟語なのでは思ってしまう。