若かりしころ、零細企業の社員だったために
元請、下請け、孫請けの社員に馬鹿にされたことを鮮烈に覚えている。
それは、自分の才能ではなく、
会社のブランド力のせいと思っていた。
その屈辱をバネに
ヘッドハンティングなどで、外資、一部上場企業を経てきて今に至る。
若かりしころの思いは今もあるし、
そして、当時の自分の才能に欠如していたものも意味では見えてきている。
確かにブランド力や現場での肩書きは重要だ、
これらのものがあれば、馬鹿でも自分の好きにできる。
でもこれらの根本にあるのは、、権限の恐怖だ。
権能と違い、
権限は限りの力、抑止を前提にしている力だ。
ブランド力のある企業に逆らうと、この先仕事がもらえる権利を失う
肩書きのある人に逆らうと、自分の発言権などが否定されてしまう
この関係で成り立っている。
だから、権限をどんなカタチでもいいから握ればいいと悟っている。
権限ってものは本気でやれば、いろいろな形で手に入れられる。
みなさんも気づいているように、
権限を持っているのは、地位のある人とは限らない。
お金を握っているとも限らない。
権限はいろいろな要素のなかに転がっている。
それを使い、
相手を追い詰めることができるものが現代の勝者と言い切ってもかまわないだろう。
発想を変えれば、権限取得は誰にでもチャンスがあるということでもあるのだから。
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