2021-11-30

了見

思いをめぐらすこと。考え。思案
または
こらえ許すこと
、、、うーーん、、まず使いどころがないな。
というか存在が曖昧。
了見と書いたが、、料簡、了簡 とも書くらしい。
そのうえ、上記の多義語。
音もリョウケンというと、ヨウケンと聞き間違えたり、両件と解釈されたり
いかにもつ使いづらい。
用例に
~悪い了見を起こす
とあったが、初耳の人からすれば
悪い良件を起こす
となんか論理矛盾になったりしたりして、、

廃れることまっしぐらな熟語だなあ。


素直

ありのままで、飾り気のないさま。素朴。
子供に使えば、扱いやすい都合のいい存在
大人に使えば、、つまりはバカということ。
「素直に答えただけなのにバカにされた」
というのは本当にバカ。
誰も素直、、考えなき意見など聞きたくない。
根拠や証拠をもとに語るべきであり、
思い込みや主観を前面に押し出すの自己主張ではなく
ただの暴論でしかない。
こういうことを皮肉で素直という形容表現を受けたことを
素直に受け入れるバカが多く困ったものだ。

2021-11-29

連載

新聞・雑誌に続き物として続けて載せること。
文筆、画を毎週提供し続けるのは苦痛だろうか?
作家さんが「締め切りに追われて」というネタがある。
締め切りがさぞ作家を苦しめているように映る。
しかし、現代社会において納期なき仕事に価値はない。
納期がないまま、好きにやっていいのは仕事ではなく趣味だ。
そして、連載は定期収入を生み出し、生活基盤を支えてくれる。
作家業は不定期収入になりやすく、連載を持つことは大きな支えのはず。
最近の作家は締め切りに反目することは少ないらしい。
締め切りに追われる表現を過去に口にしてきた作家は
創作を理由に就職せず
社会人として生活経験がないゆえの社会不適合者の妄言だったのでは?
高度成長期に納期概念が理解できないことがかえって
納期に縛られている社会人のアンチテーゼになっていただけで
現代社会ではただの炎上の的でしかないがね。


2021-11-26

海獺

漢字は難しいが、、海獣のラッコのことである。
英語と日本語では成り立ちが異なることで呼称が異なることが多い。
茄子は卵に似ているからegg plant
先にメロンを知ったから、それに似ているから
スイカは water melon 
対して、ラッコはsea otter そして、親戚たるカワウソは otter 
カワウソは漢字では獺、、なので珍しく同じような成り立ちだ。
可能性としては
イタチの海生物だから、sea weasel
逆にラッコが先に見つかっていて otter となり
その後、カワウソが見つかったら、land otter だったかも?
名称は先に名付けられたものから派生することが古今東西共通するんだな。

2021-11-25

預託

あずけて任せること。
類義語で
委託
受託
信託
とあり、どう違うか、、どう使い分けるか、、
考えるだけなんか無駄のような。。
どうせ、トラスト、アウトソーシングとかに上書きされるのだから、、
日本語っていったいって思うなあ。


2021-11-24

気味

体や心に感じたその感じ。気分。気持。
~気味が悪い
~不気味
~風邪気味
と使う。

気味はキのアジと書く。
気の味、、、もともとは空気の味、、つまり匂い、香りだった。
類義語に風味というという言葉があるように
臭覚は目に見えないから、、漂う空気、、雰囲気、佇まいなどに
派生して、、心情、趣へと派生している。
日本、漢字独特の表現派生かな?と思いきや
atmosphere という英語も空気と雰囲気のダブルミーニングだったりと
人間の感性は同じなんだなと感じる。 

2021-11-22

御呪

気づかないけど、、これで 「おまじない」 と読む。
おんのろい ではないよ。
御がつくとつかないで、
おまじない
のろい
って逆効果に感じるのは、まさに陰陽の精神か?
とはいえ、、メディア娯楽(ゲーム、映像)の台頭で
呪いが一般化してしまった今
陰陽など精神支配を否定して成り立っている科学技術の粋が
その呪術の可視化、娯楽化で成り立っているのは
人間という動物の面白さよ。


2021-11-19

矍鑠

なんだこの熟語。
現代社会、読めないとネット検索できない。
そして昭和に戻った方法で、この漢字をもとに漢和辞典をだしても
金編でもなかなか見つからない。
そう、、こういう熟語は今では使えない。
ちなみにこれ
カクシャク と読み
年をとっても、丈夫で元気のいい様子 をいう。
類似語で、老黄忠もあるが、、これもまた意味がマニアック。
どんどん熟語は廃れていくなあ。




2021-11-18

世話

あれこれと面倒をみること。
漢字では
世は現在の世の中
話は言語化された状況描写
あれ、、合わせても熟語の意味する内容とは程遠い。
基本、世話とは手持無沙汰の相手に暇つぶしのはずだったが
今では対象者が不快に思わないようにさせることに意味昇華している。
日本語の派生はやはり難しいだろうな、
他国の人には。

2021-11-17

原初

物事のいちばん初め。
ここまで複雑化した社会。
物事の原初を突き止めることは難しい。
新しいビジネスモデルとしても、基本、前提となるビジネスやテクノロジー
そして、同じことを世界のどこかで行われている可能性を否定できない。
なので、新しい=原初と言い切ることは難しい。
原初にこだわるより、特徴が相対的に秀でていることを主張すべきなのだが
市場を構成する庶民は惹句に弱く、またその惹句に反する事実が分かると
バッシング批判をし始める。
原初であることに価値を見出すと庶民の愚行に巻きまれるのは
市場経済の限界なのか??

2021-11-16

御返

他人から物をもらった時、返礼として、こちらからも物を贈ること
僕としては、いや礼儀としては
貰ったもの以上の価値を返すことでチャラにしたいと思うのだが
最近の人間は個人主義、自己主張が狂いだして
~自分はもらうだけの存在であるが、相手はそうではない
~自分がこれしか返す気はないのに、なぜみんな多く返すの?下げなさいよ
とかを平気で口にする。
、、、、、恥じらいはないのかな?
、、、、、人としての器が知れるな。
こういっても、自分は正しいと押し通し始める者が多く
他人の正義=自分の認めないものは悪
の論理になり、個人主義というより、独善、醜悪主義になっているな。
個人主義と社会の共生は限界か、、な

2021-11-15

修学

学問をおさめること。
修める とは 身に着けることとなっている。
ふと思う、学問を身に着けるってどこまでできてそう言えるのか?
教育機関で履修単位を得ることは逆に身に着けていない証拠では?
だいたい、習うことの半分くらいはその後10年以内に覆ることが多い。
~科学実験結果
~遺物の発見、発掘
でどれだけ多くの事実が覆ってきたか?
「学んだもの根本は変わっていない」
と宣う輩が多いせいで、その今までの思い込みや既得権益で
新しい発想、正しき概念を理解できないから
他国や他者の後塵を拝す結果になっている事実をうやまやにして
過去の栄光を口にする今の状況はどうだろうか?

学問を修めることはゴールでもスタートでもなく
今時点、過去の人の積み上げた知をしるだけであり、
そこから派生させることが今後の人間の正業なのでは?

2021-11-12

当代

今の時代。現代。
~当代一の??
というフレコミで紹介する。
当代とはいつからいつまで、、この議論は
現在を過去と未来の切れ目をどこに置くかに通じる。
まー、一瞬であり、今時点ということが当代ということだろう。
まー、当代という表現も当代では使わないか。

2021-11-11

伸悩

伸びそうでいてなかなか伸びないでいる。
滞りがちで思うように進展しなくなる。

この表現が登場するときに思う。
~本当に伸びそうなのか?
~悩む論点、視点はまともなのか?
って。

伸び悩んでいるということは
過去の栄光を縋り付いているだけで
実際は伸び代なんてなく、別の方向に舵をきれないでいるだけ。
そもそも、伸びると思っていたこと自体
平均値に加速度的に近づいただけの錯覚ってことを
なぜ理解しないのか?!

2021-11-10

受賞

賞・賞状・賞品・賞金等を受けること。
現代社会、受賞者よりそれを出す側の売名に感じる。
時の人に関わろうと、賞を贈るという宣伝効果を狙っている。
だから、こそ賞レース時代。
誰も知らない賞がどれだけあるのか?
もっと言えば、関わるためにはどんな賞でも作り出せる時代である。
賞をもらうことの名誉より
賞を出すことでいかに市場にアピールできるか
になんか興ざめを感じてしまう。

2021-11-09

生誕

(人が)うまれること。
漢字が逆になった、誕生とどう使い分けるか?
いろいろあり、例外もあるが
生誕は、敬意をこめた故人の誕生日という場合に用いられる。
生まれた事実は誕生
そこから故人の人生が始まったの起点で生誕
くらいかな。
、、、、となかなか日本人でも使い分けでないし
そもそも、どう使っていいのか?
一言、、産まれた でいい時代だものね。

2021-11-08

騰落

騰貴と下落。値段の上がり下がり。
現代では株価にしか使わない。
そして、株価は経済指標であり、政治と直結している。
騰落が政治家の当落に影響するとは
なんか正しいようで、狂っているような。

2021-11-05

国務

国家の政務。
日本において、国務とは国内政務のことである。
対して、日本の大好きなアメリカにおける国務長官とは
外交を担う。日本で言えば外務大臣。
国務なのに、、外務?
それって日本の価値観すぎる。
国務と言えば、国として成り立たせるための責務行為。
だからこそ、他国と渡り合うことこそが国務であり、
国内政務はそれぞれの州が行えばいいこと。

地方分権とかいろいろというが
そもそも国務認識が違うから
地方そのものの自治なんて日本では無理なこと。
逆に言えば、律令制をまねた中国の政治のほうが
日本にはなじみの統治機構なんだけど、それを受け入れない
欧米拝礼主義だからなーー。

2021-11-04

達人

ある分野に関して高みを目指し極限まで技を洗練させた人。
似たような熟語で、名人、職人がある。
達人はどういうときに使うのか?
辞書の編纂のように、身の回りの用例を多くみると、、
どうも、、英語でマッチングしそうだ。
達人 expert
名人 master
職人 professional
かな?

名人はある領域内のトップ
職人はその活動で生計を立てる
そして、達人は一定の技能を有している人全般
といえる。
これが絶対的定義とはいえないが
言葉である以上使い分けを共通認識させていくべきだが
なかなか現代人、、いや日本人は曖昧に定義してきているから
正解が出せない、決められない。
これが日本人の気質か、、
ある意味、日本語は言語において達人、名人になれないから
国際言語に認められないところも。

2021-11-02

茶化

まじめな話を冗談めかしてしまう。一杯くわせる。だます。
最近、真面目な話を出来ずに茶化してばかり
笑いで自己アピールする輩が多い。
本来は、真面目な話の骨子が分かっていているからこそ
難しい空気になっている周りに
「肩の力抜いていこう」という意味合いでの茶化しであるべきだが、
自分視点で今では難しいことなどどうでもいい、今が楽しめればいい
という結果で茶化しているバカが増えているなあ。
それゆえ、本質がわからずに衰退していく技術と思考力、
学力が考えることより得点を取るゲームになっている現代ゆえ、、
ただこの茶化す昨今は今に始まったことではなく
本質を分かったゆえでの茶化しは、型破り
本質をわからずに茶化しているのは、形無し
って表現が歌舞伎にあることから、技術伝承においても
出来ない輩はそう扱われていたんだろうなって読み取れるものだ。
自分の行為がどう茶化しているかわかっているかどうか
そういう人間は他人に茶化しているとは思われないのだが
、、、バカには理解は無理か、、


2021-11-01

感懐

心に感じいだく思い。感想。
感懐を述べるという風に使う。
基本、感想を述べても、感懐は述べない。
つまりは感懐を感じなくなっている。
こうやって、言葉は淘汰される。
’感懐’について感懐することはもはやないんだろうな。