2011-06-13

投薬

「あまり薬を飲まずに治したい」

という言葉が
健康ブームや自然治癒の流れかもしれないが
多く言われるようになっている昨今、
医療の最前線にいる妹からは

「じゃあ、死んでよ」

とあるまじき言葉を受けたが
それもそうだと思うことがある。

薬がその患者を楽にさせるために、開発させたものである。
薬によって、看病コストや悪化予防に貢献している。
人間の英知の結晶である。

その薬の投薬を拒否するということは
その恩恵どころか、看病、診療という他人に迷惑をかけることを当然という
図々しい表れそのものである。

まして、治したいということから、
既に病や怪我に冒されている状態であり
健康体を維持できなかった、生活管理能力の者の自覚がないとしか言いようがない。

投薬に対して、がたがた言う前に
自らを薬と関係ない生活に自分を持っていくことこそ考えずに
自らのわがままの発想で、他人様の思いを踏みにじるな

とのこと。
この発言に
本当に健康医療への思いを感じてならない。

自分さえよければとなっている健康ブームの現代社会。
そこまで健康になって社会の役の何の役に立つのか?
果たしたいこと、実現させたいことを持つ者は
自らの健康なんかより、刹那の小康への劇薬への投薬を辞さない過去の事例をみると
現在人の無駄な行為に首をかしげる。

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