2009-12-02

研磨

物質を磨くこと
個人スキルの向上をはかること
の意味をもつ。

能力を磨くということはとても重要なことだと思う。
個々人というものは、何もしなければ他人の物理的精神的成長とを
相対比較すると能力的に劣化するものである。
自分自身はまだまだと思っても、人間社会である以上
相対的な価値観からすれば価値は落ちているのだからである。

だから、自己を意識して高めるという行為はとても重要である。
そして、研磨という言葉をあえて、人間のスキルにあてた古人の粋を称賛したい。
磨くということは、摩耗が発生する。
能力を磨くということは別の見方をすれば、
自分自身のないかを失っているといえる。
その何かを自他ともに意識しておかないと
磨いた能力もただの奇行になりかねない

例えるならば
鉄で斬れるものをつくるときに
出来上がるもの包丁かもしれないし、刀かもしれない。
その求めている環境、時代に合うかどうかを
見極めて、どこを摩耗させて磨きあげるかは
その匠の腕次第。
そう人間自身の判断である。

研磨は研磨する方向性ですでに決まっているのかもしれない。

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