物事の相違を元に見分けることである。
日本人は差別という言葉を忌み嫌い、
区別と差別は違うという言葉のあやレベルまでの争点になったりする。
区別、差別、という言葉を分けること自体に
全く意味を感じない。
元来、社会性の高い動物の本能は識別能力である。
個体を自分の思考と照らし合わせて
それが自分に対して、プラスマイナスかどうかを判定し、
行動に移すことが社会性の高い動物といえる。
多くの場合、
識別の次の行動は生死を分けることが多いのが
本来の自然界である。
天敵ならば、逃げる
捕食ならば、襲う
ボスならば、へつらう
同性ならば、縄張りから追い出す
異性ならば、求愛
と生死をかけた判断をするのが、自然そのものである。
識別の要素をより細かくして、
いろいろな選択と生死のリスクを極限まで下げた人間社会ゆえに
その識別の本来の有り様を忘れているにすぎない。
識別の上、選択的行動で生き方がかわる。
失敗は許されない。
その前提での緊張感は常に生物としてはもっていないとならない。
自我をもち、社会性を帯びた動物である以上は。
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