他人の文章に追記、削除をすること。
形而下の行為としてはその通りだが、
形而上では、相手の表現そのものを洗脳、使役すること。
人間は言葉を使い他人に意思の伝達をする。
その言葉を即時、刹那で伝えるときは
音声である口と聞き入れる耳にて交信をするが、
意思を長期に残し、多くの人々に伝えるために
文字を記述して、目で見て理解してもらうことが
人間という動物の大きな特徴である。
その自己表現である記述行為に対して
他人が添削をすることは、表現自体を他人に否定されていることになる。
それゆえ、添削において重視しなくてはならないことは
伝えるべき意思を表現者以上に理解して
多くの人に等しく理解してもらえるために行わなければならない。
添削という行為において、表現者の意図を曲げているかもしれないが
それ以上に、伝えるべき内容の重みが多いときとわかって添削をしなくてはならない。
それゆえ、添削をするときに
表現者に嫌われるからというためらいがあってはならない。
目指すべきものは、表現者ではなく、それをみて理解する人に対しての意味での
添削なのだから。
0 件のコメント:
コメントを投稿