2010-12-21

送迎

高級官僚、会社の役員幹部が社用車で送り迎え。

なんかバブルのように感じるし、
それが今で言う事業仕分けの対象になるだろう。
社会悪のように思われるが、それは一概に言えるのか?
庶民発想すぎないか?

僕の祖父や父の得意先は所謂、戦争成金のなりあがりであった。
だから、社用車での送り迎えというものを身近に感じていた。
そして、未就学児のときに
大手の得意先の社長からこんなことを言われたのを
未だに覚えている。

おじさんたちが、
運転手さんに送り迎えをしてもらうのは
電車が嫌いなわけではないのだよ。
おじさんたちを嫌う人に命を狙われたり
おじさんたちをさらって、お金を脅し取られないためでもあるんだよ。

という言葉だ。
今になってそう感じた。
成金はお金を持っているからこそ成金であり、
日本ではお金持ちは卑しいと蔑まれるし
身代金要求には、あまり本腰ではない国家レベルであるから。

まして、現代社会。
身代金誘拐が国産犯罪化している昨今もあるし、
社員の命で会社の存亡に関わる身代金ならば、
社用車で送り迎えのほうが安く済む。

社用車とて、
会社で車を買い経済活性化させ
会社の営業品目でない行為で運転手を雇用できる。

害よりも社会益が多い行為だと思う。
そもそも、庶民根性が現在の景気の圧迫を呼んでいるだから
庶民よりの発想を捨てて、考える時代になったと思うことはできないだろうか?

0 件のコメント:

コメントを投稿