兵隊たちからすれば
「将校は口で言えばいいだけで、現場で生死をかけるのは自分たちだ」
という論理で騒ぎ立ている。
多くの物語やメディアもそのような論調で表現を展開している。
しかし、そうだろうか?
本当に将校という存在はそういうものだろうか?
強いて言えば、現場管理職として兵隊たちより楽な存在だろうか?
僕は現代の管理職を含めて思う。
管理職は現場のために、全方位で戦わなくてはならないと!
それは味方なき戦場ではないかと。
兵隊の存在意義を常に矢面受けて立たねばならない。
行動の正当性を上層部に説明、納得させ、
行動のタイミングは兵隊たちに統制させて、
戦果の立証を多くの第三者である人民に伝えなくてはならない。
上も下も世間もいろんな意味で、敵である。
それに対峙し毅然としなくてはならないのが将校、管理職である。
現場サイドは目の前の行動を遂行する’だけ’でいい。
その前後に控える、生き地獄をかいくぐることは考えなくてはいいからだ。
目の前のことに当たるだけで文句をいうより、
その前後に耐え難い、罵声と蔑視をうけ続けることにどれだけの人間が気づいているのだろうか?
現代の管理職不足の多くはこの事実に耐えられずに
現場に逃げることへの自由があることもまた不足を呼んでいるのではないかと思う。
管理職の苦痛を理解、敬うことが組織を強くすることと思うし、
その管理職を助ける気持ちや守る気持ちを持つことが
組織の結びつきを強くするといえよう。
もしかしたら、
読者のお父さんももしかしたら
それ相当の将校、管理職かもしれないのだから、
敬ってみては?
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