読者のみなさんはどう思うか?
ある人が
財布からふと1万円札を落としてしまった。
あわてて拾おうとしたら
ある主婦と思われる女性が取り去っていった。
「返してください」
呼びとめて触れた瞬間に
奇声を発し、「強盗!」って騒いで
そこでお金を落とした人が警察に捕まった。
何とも理不尽と思うが
この結末は、この人は強盗未遂だそうだ。
これは身内の警察幹部から聞いた事実だ。
・お金には名前がないから、彼のものとはいえない
・自助回復行為は民間に認められていない
・他に証言してくれる人がいない
という論理である。
身内の幹部は酔った勢いで語る。
「拾ったお金を交番になんて言うが、持ってこられても捜査するわけねーよ。
みんな自分の物って言う時代だし、ちょっとでも手続きを間違えば、マスコミが騒ぐし、
この事件だって、おばちゃんが警察は庶民の味方って騒ぐから、、、ぜったい奪ったくせに
町中で騒ぐから、治安のためか知らないが、落した方を悪人にしやがった。
俺たちには、ありのまま、言われるままの事実しか調書に書けないからなあ。
捕まえた警官は現行犯逮捕の査定アップであり、誤認逮捕の汚名もつかないからな。
だいたい、警察官なんて感謝も儲かりもしない仕事だ、
そしてこの不況で、上級公務員になれなかった偏屈な警察官希望者が採用された。
犯罪を取り締まるっていうことより、昇進試験、有給休暇、権利主張が主務なんで。
自分を守りたかったら、警察より警備会社とマスコミしかねーぞ。」
酔った勢いとは言え、
こう思っているという事実は隠しようがなく、
自己防衛はすでに公安ではなく
自分自身であり、強いては公安も自分を責める障害でしかない
そんな時代と感じた。
法治混沌期
その象徴的な内容と感じた。
自分のことは自分で守ろう。
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