2010-11-19

礼儀

あってない物、
現代社会においては空想の産物かもしれないというレベル。

礼儀はあるようでなく、
個々人の考え方そのものが礼儀となりつつある。

例えば
相手の不安感を無くすためにあえて、フランクに話すことこそ礼儀と考えれば
初対面の人には敬語で話すのが礼儀という考え方もある。
その2人が会えば、互いを礼儀知らずと思うことになる。

そもそも、礼儀というものは士道、、
鎖国、
階層社会の武家、
藩制度、関所
という日本の独特な社会観念から
万国共通という思いだが、
それぞれの藩を拠点とした地域ルールで成り立っている。

それゆえ、
知れた仲での暗黙のルールが礼儀であったが、
それが
開国
階級の撤廃
交通発達
で暗黙が通じなくなってきているのだから無理はない。

もっと言ってしまえば、礼儀の語源である

仁義礼智忠信孝悌

をそれぞれの意義は正しく理解して
その実践を心がけている人間は現代に何人いるだろうか?
その状態で礼の表れである礼儀を語ること自体なんか
生兵法であり、社会的怪我の元と思う。

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