品揃えがいいというのは、展示されている品物の数ではない。
ほしいと思うものが、いくつかあるかだと感じた。
地方の人が東京で買い物するときに
圧倒的に展示物が多いのに、
「この店は品揃えが少なすぎる」
と発言した。
その発言を聞いて、東京の人は
「田舎者は見る目がない」
といいだして口論になる。
この手の話は多くある。
これは実は、地方の人が価値を知らないという人の価値の問題だけではなく
社会構造ゆえの品揃えの問題である。
地方の人の発言の意味は
基本、地元で購買しているものが基準であり、
その購買物のアップグレードが東京にあると思い込んでしまう。
地方より都会というイメージで、
しかし、地方ゆえ、多くのものを需要できない、
地方独特の需要ゆえの品揃えで地方の売り手は勝負をしているのであって、
東京の売り手はその地方前提がなく品揃えを行っている。
地方にとってはあるべきものが東京にはないという地方からの人の思いと
東京では、地方の需要なんて知る由もない思いは
相容れないものである。
わざわざ東京に出て買い物をする必要は
その条件でないところ、オリジナリティー以外
もはやないのではと思ってならない。
現在の
地方企業の努力
ネットを筆頭にした通販
の努力は、店頭の品揃えの概念を大きく超越しているのだから。
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