2011-04-15

痛覚

痛覚は身の危険を知らせるためにある生存機能である。
痛覚なくして、人間は進化しないものである。
痛みからの解放に向けて、人間は智恵を身につけてきた。

ある実験では痛覚をとってしまった動物は
行動や感情が鈍ると導いた。
苦しんでいる人がいるとしても
人間の感覚から痛覚を抜いてはならない。

そして、痛覚を感じさせる行為も社会からなくてはならない。

今の人間は
相手から暴力を受けたら、
暴力をふるった方が悪いという前提で横暴を繰り返している。

しかし、その横暴ゆえに暴力を振るわれる行為を導いているという自覚に鈍感過ぎる。
痛みを知って、その行為をしないようにするために
もう少し、折檻行為に寛容にしないと社会性の悪い動物になり果ててしまう。

飼い犬が人間より自分の地位を上に思ってしまう事象も
躾のできていない人間ゆえに本能的に犬は優位を感じてしまう結果と思えてならない。
犬の縄張り争いは互いを咬み合う痛みの中に成り立つのだから、
甘やかされた人間社会にいるのだから、犬自身の存在を上に思えてしまうのも当然の結果といえる。

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