福祉の充実を近代国家を筆頭に多くの組織体で掲げている。
自分が組織を持つものとして思った。
福祉の充実は組織を弱くする、、いや弱くなっていることへの自覚を隠してしまう。
福祉を充実させるためには、
利益の再分配や強きものから弱きものへの何かしらの提供行為で成り立っている。
そのために条件として、
・強者が上げた利益の十分の蓄え
・強者の成功報酬量の削減
・弱者が弱者としての自覚
等、しっかり定義しないと
「強者は自分の成功報酬が、奪われている」
「弱者は強者から分け前をもらう当然の身分だ」
という成果主義と逆の結果、それ以上に組織崩壊を導いてしまう。
強者からすれば、
弱者になぜ利益を取られるんだって思い、
組織から離れることを思うし
弱者は
もらえて当然なんだから
強者を働かせればいいので、自分は何もしない
という発想を導いてしまう。
福祉という言葉に隠れた
能力主義、成果主義への反目をきちっと理解しないと
崩壊しか導かない。
国家や大きな組織はそんな馬鹿ではなく考えている!
って反論もあるだろうが、現在の多くの国家、大企業の課題が
社会保障、年金への財源負担である事実が考えの限界と感じている。
福祉を求めるならば、
強者たる負担者への配慮、制度維持のための細心の注意
そして、弱者の弱者たる態度が求められる。
思うに近代は、自然淘汰の事実を忘れすぎて福祉と騒ぐから
自然からの予定調和を受けているだけなのかもしれない。
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