2010-07-15

意匠

いわゆるデザインにあたるのだが、、、
デザインというものは多岐にわたるものだなって感じる。
日本語では、意匠をはじめ、設計、造詣、製図、構図、と対応する言葉が多い。

意匠について言えば、
対象物の物理的なカタチについてを示すものといえる。
実際に作ったカタチというよりは
そのカタチを構築するアイデアそのものを意匠と示すことができよう。

デザインに代表される形而上の価値。
手に取るという概念ではないが、
爆発的な富をもたらす可能性をもつ反面
立証、他人への理解の受容が強く求められる存在。
そして、実際に物理的に存在しないから起こる
偽造、盗作の可能性。

意匠を自らのアイデアとして
自分が考え出したデザインであるという証明に
人間は多く時間をかけていくことになっている。

構想している時間に
別なアイデアを導けばいいのにって思うが、
なかなかそううまくいかない。
自分が考え抜いて導いたアイデアを否定されるのは
人間はかなり許せないないだろう。

デザインの世界は
いかに自分のアイデアをカタチになるまで貫けるか!
そこがポイントで、、、奇抜な意匠であったとしても
それを具象化に落とし込めて初めて評価されるのではないかって切に思う。

意匠そのものより、
それを貫きに世に送り出せることこそが重要なのだと思う。

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