御をつけて、御首級 = みしるし と読む。
戦国時代の敵のクビをいくつ取ったかの表現であり、
近年ではあまり使わないといえるが、この表現も温故知新と感じている。
中国の戦争の論功行賞は、敵の耳を出して、行っていた。
その言葉や派生で、牛耳るという表現もあるのだが、
いかんせん、耳では誰の耳なのかはわかりづらい。
対して、敵のクビであれば、面識がある顔をという表現があるように
人間の識別方法の9割がたが顔であるあるから、わかりやすいといえる。
基本、首級であれば、耳もついているし、、
敵のクビをあげて論功行賞をすることは現代では皆無になってきている。
しかし、この首級という表現は重要である。
御首級 みしるし 見知るあかし
というだけに
誰でも
みればわかる
でないと評価されない。
独りよがり、特定の人物でないとわからないことは評価の対象にしづらいのである。
現代社会は専門性の優位で、多岐にわたり、マニアック。
多くの人が勘違いしているが、仕事が専門性であればあるほど、
偉いじゃなくて、よくわからない=大したことない
と認識されてしまうし、あなただって、興味ないものを評価しないだろう。
だから、自分が評価されないのではなく、
評価しづらいし、マニアックすぎてついていけない状態である。
御首級が本当に出てきたら、気持ち悪いが
その心づもり、誰がいても一目瞭然な証拠をもとに評価をもらうようにこころがけるべきだといいたい。
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