繰り返しという行為は結構矛盾をはらんでいる。
物事の修練には、繰り返し実施が重要といわれる。
ことをなすためには、繰り返しを行うことで
身につくとされる。
しかし、人間は単純作業だとミスをしやすいとも言われる。
つまり、繰り返し行うような行為は熟練どころか
ミスを生み出す温床とみなされる。
修練するものと単純作業は根本的に違うと言い張る人がいるが、
その境目、分水嶺が極めて曖昧なで、
高度技術化された現代において、単純作業の領域は広がっていると言い切れる。
つまり、人間の行うことが出来ることは単純作業であり、
繰り返しすることでミスする可能性を持っているといえる。
繰り返しは
精度を高める過程か、
それとも単純ゆえのミスを生むものか
は、その繰り返し行為に向上心があるかどうかだといえる。
向上心、、改善する気持ちを持ってあたれば
繰り返し作業のように周りに見えても
やっている本人には、いつもチャレンジであり、
何かを良くしようと思っていることで
作業そのものの質が変わる。
繰り返しを
同じことをまたすることと捉えるか
毎回チャレンジと思うか
それは行う側の意識の問題でその意識が
職人か悪い意味でのブルーカラーかの違いといえよう。
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