2011-01-27

権能

僕は権能こそ能力主義の要だと思っている。
逆に言えば、権能がはっきり機能していない組織に
能力主義は成立していないと言い切れる。

多くの庶民レベルだと
「自分は評価されていないから、何もできない」
「もっと権能をもらえれば、できるはずだ」
という発想だと思うが、こう思っている庶民には
大したことはない。

権能の不一致で一番問題なのは、
組織そのものを崩壊させることだ。

権能をもらう発想の人間レベルだと出来る抵抗は
サボタージュ、ボイコットレベルといえるが、
本当に不一致と自覚している存在は
賛同者を集めて、離反や対抗勢力になりかねない。

評価する権能を持っていると思っている側が
逆に追い落とされることになることだ。

評価する側でその人間に支えられている自覚を持っているならば
その人間に権限委譲をすべきである。
委譲を受けた人間側に問題があれば、
当人、もしくはその周りが委譲したものに陳情してくるはずである。
それにより、能力主義、委譲側の尊厳が担保されるというもの。

そもそも、能力主義を謳っている組織のトップが
いつもまでも権限を委譲しないでいることが
本当に能力主義なのかって思ってならない。

0 件のコメント:

コメントを投稿