2011-01-18

割引

巷で広がっている
XX% OFF
XX% ポイント付与
という割引販売方法。

事業的、会計処理的にすでに既成事実とみなされてきている。
ただし、このマインドが当たり前になっていることが
この先の商取引において問題になると思えてならない。

当たり前ゆえに、、
表示価格どおり販売することがある意味
社会悪になっている。

「定価どおり売るなんて、顧客志向ではない売り方だ!」

なんて平気で庶民は口にするだろう。
しかし、ならば定価って何のためにあるの?
割引率を求める基準値ならば
あえて、高価に設定しておいて
その割引率の高さを売りにすればいいのではないか?
と思うし、その定価の存在すらなくせばいいのでは?

定価販売については、景品表示法で
定価概念については、オープンプライスマーケティングで
定価の概念について検討はされているだが、
それは高次元、いわば一般消費者の視線とはほど遠い。

割引率の高さで勝負する市場は
供給側の体力勝負により寡占化を導き
市場に関わる消費者側を無知にする。
数字に踊らされ続けるからだ。

割引については
その割引根拠を説明することを義務付けることをしないと
粗悪品によるクレームが増えるというより、
購買行為自身がその割引率が購買基準という
市場縮小を誘引させることになってしまう。

割引をするということは
消費者のためという発想を間違っている。

本来定価で販売させてもらうことが
正しい商取引なのだが、
品物に傷がある、仕入先側で過剰にあまり処分したい
という、消費者側に無理して買っていただくために
値を下げて販売させてもらうこと

という認識になるべきだと考える。

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