地道な努力とは振り返って初めてそうだったと思うべきものであって
当人は行っている最中はそう感じてはいないことが多い。
地道なこととは
言葉を変えれば、網羅的に行っていることであり帰納行為といえる。
現代社会は、効率化、短縮化を求めるゆえに演繹法的な決断を迫られる。
すべての想定された対応を可能にするために
すべてのパターンを行うことことが求められ
そのパターン実施はかなり手間と労力を必要とする。
現代人は
労力をできるだけ軽減、皆無にさせることに
価値を感じているし、その労力を軽視する傾向がある。
場合によっては、
そういう地道な努力行為そのものを
違う世界のような論調で述べる輩もいる。
しかし、
現在有名ブランドとなっている
フェラガモ
ルイヴィトン
などはその製法が相当地道で
妥協の無い手間と工数をかけて仕上げている。
だからこそ、
その製品品質に妥協無く安心して使えるのである。
そして、その分がコストになっているといえる。
庶民はないものねだり。
地道な作業を知らない輩こそ
気づかぬうちにその成果物を渇望するものである。
地道な作業を行っている人の思いを
感じてその成果物を使っているとは限らない。
もっとも、地道な作業を行っている人も
実際にはどんな人が使っているかはわからないからこそ
その作業に没頭できるような世の中になっているのだが、、
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