2011-01-20

虫歯

親の愛情が少ない子供ほど虫歯にならないそうだ。

可愛くないと思うから、親が甘いものを与えない
親の愛への憎悪から噛締める行為が歯茎を強くする

なんて心情レベルで思ってしまうが、
実際は、科学的根拠があり、

生まれたての子供の口内は無菌状態。
飲食することで、その口内細菌が決まる。
親が咀嚼したものを子供に口移しするときに
親の口内細菌であるミュータンス菌が移り
虫歯の可能性が発生するということ。

親の愛が薄くても
成長してから他人が飲食したものをもらうと感染しないのか?
って思われるが、聞くところによると
口内細菌の生まれてからある程度すると
菌のすみわけができて、新たな菌がそこで繁殖できるエリアがなくなるそうだ。
だから、成長してから虫歯菌であるミュータンス菌が移ることはないとの見解だった。

最近わかったことらしいのだが、
この事実からすると、
子供時代に親と一緒に会食することや
大きくなって一生懸命は歯を磨いて虫歯予防は
親の愛の結果と考えると、必ずしも子供のためになっていない親の愛と思える。

これも悲しいかな。
日本人が米食文化ゆえに
日本人の口内がミュータンス菌の温床になっているからである。
アフリカの原住民の皆さんは虫歯という概念も無かったりするのだから。

虫歯というものを考えると
親の愛
米食
日本人
というところに行き着くことは実に面白い。

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