2011-01-14

予測

期の変わりめになると
・今年のトレンド予測
・この夏、はやるものはズバリ
という言葉がマスメディアにならぶ。

どう考えて、
予測という言葉を使った詐欺ではないかって思う。

はっきり言おう、
個々で挙げられた予測は決して流行らないと言い切れる。
なぜなら、そのいくつかが流行ろうとすると
それを特集したメディアがよりフォーカスするのに対して
他のメディアが必ず、その流行りは偽物という記事にして
鎮静化を図るという、よくできた報道の自由があるからだ。

今社会に蔓延している予測は
ほぼ恣意的、商業的な匂いのするものであり、
傾向分析に基づいているものではない。

人間は噂、風説、希望的観測という曖昧な情報で
行動できる動物であり、予測という言葉はとても行動根拠になりやすい。

しかしその分、
その予測が予測の域から確信になるにつれて
あきはじめたり、批判、否定するのもまた人間の特徴である。

だからあえて、みてみたい。
期の変わりめにあえて、
前回の予測は、こういう理由で外しました!
というメディアの特集を。

配信側は、
「読者はそんなことに興味がない!」
って言い張るだろうけど、
読み手側は
他人を批判、否定するところに愉しみを見出すものだから
かなり、読者志向の発想だと思うがね。

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