あまり使わなくなった言葉の一つだろう。
本懐を遂げる
真の願いという言葉で尊きものであるがゆえ、
武家がこの言葉を使う時には
概ね、死に際に使われることが多く、
言葉の真意と反して忌み嫌うところになっている。
言霊志向の強い日本においては禁忌に近い要素の言葉は
なるべく私生活から遠ざけるゆえに
使われなくなる言葉となりつつあるが、
そうでなくても、現代人に本懐という要素
真の願いというものが本当にあるのだろうか?
と思うことがある。
飽食、
物質的豊かさ
等で目指すものやなりたいものがなくなりつつあるなか、
何を目標に何を人生のマイルストーンにしていくのか
まして、本懐という概念すら
疎んじてバカにする輩の多いこの日本において
目的意識、達成感はないのでは?と感じる。
ただし、いやだからこそ
僕自身は周りの人々に目的意識を徹底させて
それに基づく行動を行わせる。
そう使役する。
その使役に従順、反感どっちでも
気持ちを持ってくれてそれで、個々人としての
本懐を見いだせる礎になれるなら
それも僕の本懐ともいえるからだ。
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