図々しい。
あつかましいなどの意味であるが、
言葉で説明するとなると、なかなか難しい。
そして、尚更外国人への説明になると。
ハリウッドの映画の主役の性格は
えてして、図々しいことが多い。
若さに任せて、やりたい放題、他人の迷惑顧みず。
でも最後には、彼が評価されたりする
ステレオタイプの展開がある。
日本人の僕にはその心情の意味理解に苦しんだ時期があったが、
これはお国柄。
図々しさを美徳までではなくとも悪徳とは捉えていない
個人主張のアメリカの発想なのだろうとわかった。
やりたいようにやり、
自己責任をとるという発想ならば
図々しさもありなのだろう。
対して、農耕集団生活社会の日本においては
図々しさは悪徳に捉えられる。
我田引水、自分さえよければという考え自体が否定されている。
図々しさを考える上でお国柄で捉えると、
自分が幸せ、相手も幸せならそれでいいと
一人称を中心に捉えるアメリカ思想
相手が幸せ、その相手が幸せならば自分も幸せと
相手のことを捉える日本古来の世習慣。
どっちが正しいかはなく、
個人の思いに他ならない。
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