2010-10-05

指導

「こんなところから指導しなくてはならないのか!」
という言葉が出る組織、
それは既に組織として機能が破綻している。

多くの大手企業は
十分教育されていているはずの新入社員を
数ヶ月かけて新人研修を行う。
あたかも、何も知らない人間のように。

そこが日本企業の強さだったかもしれない。

確かにそれ相当の学力がある社員を入れたかもしれない。
しかし、それはそれぞれ個々が会社の利益とはまったく別の分野で
違う価値観の先人の教えで修めてきたものであり、
会社、企業からすれば、その組織色にあった価値観に
再指導をしなくてはならない。
学生時代できたから、優秀ではなく、これから、そしてその組織内で
評価されるべき行動をして始めて評価されるのである。

大きく言えば、会社、企業の粒度だが
最近の社会的稼働状況からすれば
チーム、プロジェクト、タスクフォースという
極めて細分化された組織体においても
指導が必要である。

一から指導するということは面倒というより
教育と同じ、洗脳行為を施し、
構成員においての共通価値での成就を狙うべきである。

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