2010-08-06

給水

給水と聞くと
人間の常識とか健康の意識が曖昧と感じる事象が脳裏に浮かぶ。

子供のころ、
運動時や暑い日に対して、
「水分を取りすぎると余計疲れるから、飲むのは止めなさい」
といわれてきた。
しかし、現代では
「水分補給をしっかりしないとならないので、必ず飲みなさい」
といわれる。

科学の進化で概念が全く違うことがわかることはいいことかもしれないが、
僕が気になるのは、下記の2点だ。

ひとつは
給水を止めなさい、飲みなさいという人が
同人格でかつ違和感なく発していることである。
多くの人間がそうなのだが、
メディア、オーソリティーがそういったから
平気で意見を正反対に変えることに違和感がないことに
健康へのポリシーはないのか?
継続した行動こそが健康だと思うが、言われるたびに変えられる体質は
健康といえるのだろうか?

もうひとつは
この科学の進歩だ。

今回は給水行為が正反対になったが、
一昔前は、ココアにおいて
・高カロリー過ぎるから、飲むないように
・ポリフェノールがあるので、飲むべきだ
・成分同士の相互作用で、あまり健康的ではない
と1年のうちに何度もいい悪いが繰り返されてきた。
このココアのように給水行為がまた、反対にならないかと憶測が成り立ってしまう。

思うに、科学といえども人間の研究の賜物。
自分の研究が無駄ではないとしないと、研究費がもらえない社会。
だから、毎度毎度、いろいろなものを発見、実験して
いい悪いを言い続けるのではないかと感じてしまう。

いくら気をつけていても、
いや気をつけていない
他人からの情報ではなく、自分自身の体調管理を感覚で行っている
人のほうがかなり安全な時代なのかもしれない。

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