2009-10-30

支援

多くの人の営みにおいて、支援と代行が曖昧なまま行われている。
作業支援と言いながら、
実質は支援している人自身がその作業をしていることがある。
また管理支援といいながらも、実質何もしていないという
現場のクレームある。

では支援とはなんだろうと感じる。
辞書としては
「他人を支えて助けること」
となり、言葉すら曖昧な表現になっている。
漢字の成り立ち、語源からいえること
そして、現代における用例をみれば
支援とは

他人が行いたい活動に対して
行いたい活動とその次の活動が
連続してできるように
準備、強制させることであり、
他人が行いたい活動自身を行わないこと

と言える。
支援をする目的が、当人の自立であることは
言われずとも明らかなことであり、
その自立を促すためには、その活動を取ってしまっては悪行となる。

そう考えると
支援という行為は実に難しい。
実際、自分がやってしまえば早いのに
という思い、行動を抑えて、他人が出来るように
あたかも非効率に振舞うのだから、
支援活動を考えて実行するということは本当に頭の下がることだ。

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