外界から取り入れた物質をもとにした合成と分解とからなる物質の交代と、
その物質の変化に伴って起こるエネルギーの生産や
消費からなるエネルギー交代とが密接に結びついていることである。
基本的は、生体活動の意味だが、
社会、経済活動にも往々にあてはまる。
組織活動において、代謝が進まないと衰退がおきうる。
プロジェクトチームはいざ知らず、
ルーティンワークの組織ならそれは少ないって思われるが、
それは逆である。
人は老いる。そして人は進化を求める。
できれば、前向き、次につながる活動を指向する。
そうなると、今行っている活動も恒久ではなく、時限的と捉えるべきある。
対して、仕事は進化しないし、基本必須活動事項である。
だから、誰かがその仕事を引き継がなくてはならない。
前向きの前提ならば、若く未熟なものに引き継ぐことが定石といえる。
そう考えると、仕事を受け持つ組織の前提条件は
引継ぎという人材の代謝ありきでみるべきだと思う。
「誰かさんがいるから、大丈夫」
という属人主義ではなく、引継ぎのスキーム、引継ぎを意識した効率化を
をいかに日常業務に取り入れるかが、組織の代謝促進といえる。
引継ぎというものは
ある意味、組織のデトックス活動ともいえる。
優秀な人材を毒素に例えるというのも弊害があるかもしれないが、
たんぱく質とて、代謝の過程でアンモニアに変わり、排出されるように、
優秀な人材をいくら囲っていても、そのひとのモチベーションや性格で
組織を悪い方向に持っていく可能性を考えたら、、
デトックスといって差し支えないといえる。
常に自分も組織も代謝を意識することが、健全な生活活動だといえる。
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