2009-06-11

謝辞

感謝、謝罪の言葉。
一見、+と-の反対の意味を持っているように見えるが、
根本は
相手に対して、敬いの気持ちを伝えすること
という意味であり、自分の気持ちが+か-かは重要視されるものではない。

欧米から
日本の謝罪会見の意味がわからない。
誰に向って謝罪をしているのか?
謝る必要のないところに謝って意味がない。
という発言を耳にした。

この発言に関して、僕として肯定、否定の両方の見解を示せる。

肯定の見解では
謝罪という謝辞を述べる以上、
対象となる相手を不特定にした会見では
相手を敬っていないと見えてしまう。
そして、その敬いの気持ちを持っていれば
会見よりその救済、復旧行為を優先させるべきだ。

対して、否定の見解は
相手というものを、自分に見えているステークホルダーだけというわけでなく、
自分の見えていない関係各位、社会への影響を考えれば
社会全体が相手であり、もし自分の謝辞が伝わらない可能性があるならば
それを踏まえて、会見という場を開いて、謝罪を述べておきたい。

謝辞を述べる行為としては、どっちの意味でもとれる。
どっちも正論といえば、正論といえる。
では、どっちをとるべきか、、、、
謝辞の根本の意味をもう一度見て欲しい。
自分の気持ちが+か-かは重要視されるものではない
相手にとってどうして欲しいかのかを考え、行動する
それこそが謝辞である。

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