2009-06-05

書面

紙に書いた文。文書のこと。
PCの普及、IT化の潮流で、ペーパーレスになりつつあるので
書面というより、画面になりつつあるとされる。
では、紙のもつ役割はすべて画面になっていくのか?

そうはならないというのが、世間の意見だと思う。
契約書等の今まで紙面での管理してきたものは変わらないとか、
メモ等の気軽に書けるものは紙でなくてはとか、
紙を尊重する意見は数多ある。

僕の見解としては、いつかは紙はなくなるだろうって言い切れる。
そして、PC等の画面という概念もいつかは駆逐されるだろう。

人の歴史を思い出して欲しい。
書面は紙で始まったわけではない。
壁画や地上絵のように、周囲の構造物に記載して
それをわざわざ見に出向いていたことにより、
意思の継承、伝達を行っていた。

その後、木簡、パピルスの普及で
現在の紙に至っている。

紙の有用性は今までの伝達手段に対して
・軽くて、折りたためるので運びやすい
・紙に適した筆記具の普及で記入しやすい
・とても廉価で入手できる
というポイントが大きく上げられる。

対して、
ペーパーレスにおける画面の有用性は紙に対して
・紙やインク等がおこしやすい物理劣化を抑止
・電子送信による、即時伝達
・情報のデータによる、物理保存容積の軽減
となっている。

伝達手段は、人の技術進化、生活方法の変化により変わりつつある。
いつかは、紙の書面はなくなると思う。

その兆しは身近にある。
現在、”メール”っていう”日本語表現”は
便箋や葉書ではなく、携帯、PCのeMail であることは
若者だけではなく、ご年配者も暗黙の了解だろう。
このような認識の変化で、書面の意味は変わっていくといえる。

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