2012-03-30

粒度

同じことを扱っているとしても
担当する当人のレベル、認識で粒度が異なることがある。

粒度がきめ細かいほうが、物事を確認でき、認識の共有が図りやすいとされる。
しかし、そうとは限らない。

人には理解する側に粒度がある。
細かすぎると理解することが無理なことが多い。
いくら小学生に方程式を懇切丁寧に説明しても
それを理解する知能どころか理解する概念もないから無理である。

また、細かい粒度は先入観、思い込みを助長させることにもなる。
認識違いを掘り下げてしまうとその思いが他人には何を言っているのか
全くわからないレベルにもなりかねない。

物事を他人とともに扱わなくてはならないときに
その物事の理解の粒度より、
他人側の理解の粒度を先に理解することが重要といえる。
それが協働作業の前提となるからだ。

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