2011-03-18

一般

偏見な論拠のこと。
一般論や一般的なという見解は
当人の人生観から導かれるものであり、
他人と共有している錯覚を生み出しやすいものである。

一般的な定義というものはあるようでないのである。
そんなわけはないという反論もあるが、
自分が思っていることへの反対論は必ず存在する。

1+1=2は一般的だというかもしれないが
数字の概念もない民族もいれば
英語圏における水のように不加算名詞は
1+1の概念でカウントすることはない認識が優勢である。
また殺人はいけないという概念も
戦時下では殺人こそが生きる術であったり
カルバニズム信仰では殺人という概念ではなく人を殺めている。

人間は自分の基準で物事を測る。
それは否定することは絶対できない。
自分の生きてきた事実でしか物事を判断できないからだ。
しかし、それが一般的とは決していえない。
もっと言えば、一般的という発想自体を人は持ってはいけない。

自分が存在すること=一般的から外れているという自覚が
個性、オリジナル、付加価値を生み出すことでもあるのだから。

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