2011-03-17

区切

現代人が不得意になりつつあることは区切ることだといえる。
これは個人の自己管理能力の低下も要因のひとつだが、
社会進化、豊かさがそれを導いている。

区切るとは、一定のことを断面をいえることになるのだが、
現代を否定することが進化だった。
暗い夜を明るくする照明の登場。
暗いから誘眠をもたらすのだが、明るいから活動と睡眠の時間の区切りがなくなり、
日が昇っているときに出来ることも
深夜でもできるようになった。

また学問の専門化、仕事の詳細化は
一見区別しているようにしているが、
それは自分の思い込みであり、
他人からすれば誰に問い合わせればいいのか全くわからない
区切りのないカテゴリになっている。

区切りとは
共通認識において、自他共に認める判断基準である。
個々人が自分の考えを主張して範囲を決めることが出来る現代、
区切り行為自身が形骸、無力化している。

結果として現代の子供たちが
テレビを見ているのか
掃除をしているのか
携帯をみているか
全くわからないという親がいる。

僕からすると、
親の区切りに見合わない存在が子供を作ったとしか見えないのだが、、

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