2010-09-21

寛大

「これくらいいいじゃないか!」
と寛大な処置を求めてくる輩が多い。

寛大とは、つまりは違法幇助に他ならない。
つまり、悪いことを見逃しているのである。

細かいことまで、いちいちルールの話をするな!っと開き直る世相。
これ自体が無法化真っ只中である。
法やルールは守られ、守らせてこそ、法治であり、
規範を知っているだけではなんの意味もない。
ただ存在する規範の社会は無法地帯以外何者でもない。

学校運営において、
紙飛行機が飛ぶと校内暴力が始まるとされる。
たった紙飛行機が飛ぶだけでそう話を飛躍させるなと
思いやがる輩が一番危ないとされる。
飛躍させるなと騒ぐ人間ほど
これがいいなら、これもありだろうと
自分の行動規範を飛躍させてくる自覚がないからだ。

現代社会において寛大なことはあってはならない。
窮屈な発想だと思うかもしれないが、
今までが自由無法すぎている。

ダムという巨大で堅固な建造物の決壊は
いきなりではない。
ほんの数ミリのヒビ
ほんの針先程度の穴
に力が加わり、そこを起点に決壊するのである。
些細なことを寛大にするということは
破綻の因子を多く生み出すということである。

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