2010-09-27

公開

公に情報を示すこと。
日本人の多くは
自社のノウハウ、ビジネスロジックをコツとして
社内秘なところがあるのに、
それを一般的に後悔することに懸念を感じていることが多い。

できるだけ、曖昧にそれを示すことにして
他人の真似を抑止しようとしている。
なぜなら、真似されて自分たちが築き上げた商圏、既得権益を
侵害されたくないからである。

この思いは
経営者としてとても切に感じるとともに
その域を超えないと、ビジネスの広がりがなくなってしまう。
その商圏、既得権益は案外、広がらないものである。
既に出来上がったものに多くの人々は
面白さと有償価値をあまり感じないからである。

FREEに記述があったのだが、
自分たちの行っている行為を細かくそしてどのようにしているかを
すべて公開してしまう。
その内容が簡単ならば、同業者の登場を容認してしまうが、
その内容がそれなりの価値であれば、
公開した情報をもとに、
自分たちが行う時間、リスクよりお金を払ってでもやってもらおう。
自分たちの時間をお金で清算しようという話になる。

公開することで
時間的規模がわかり、
時は金なり
の論理に繋がる。

真似されてしまうのは
その時の価値がより安価になること
それに伴い行為の品質劣化をいとまない社会的価値
という市場分析、自社技術の低さに他ならないのである。

Only One
No.1
で企業があるべき根拠もここである。
ある特定の行為は
公開情報により、難しく、時間がかかるからこそ
当企業にお願いするほかないと思わせることが
企業発展の要素である。

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