王佐の器。
名参謀、名懐刀、女房役なんていわれる
優秀な人材のことだろう。
TOPを支え、組織を大きくする存在として扱われる。
現代社会で、もっとも求められる才能かもしれない。
しかし、王佐の器は皮肉なもので
・年功序列
・能力主義
の現代日本社会では開花、発生しづらいのである。
年功序列であれば、
先輩、上司を支えたとしても
時間とともに、自分が支えられる存在になる可能性があり、
その才能を開花させることができても、
いざ決断者になってしまっては、
その王佐の器は本領発揮できないし、
低い評価を甘んじて受けることになる。
対して、能力主義では
自分の手柄を主張する世界ゆえに
支える存在に自分の手柄を持っていかれる以上、
支えた事実に脚光を浴びるような評価はしない。
王佐の器は、名宰相という扱われていたように
絶対普遍的な存在である王あってのもの。
評価を下してくる普遍的な存在があるからこそ
支えがいがあるというものだ。
企業における名参謀とされる王佐の器は、
創業家、ワンマン社長あってのもの。
僕は一生で何人の王佐の器を見出せるか、
それが使命と思っている。
まず隗から初めていくつもりだ。
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