2010-09-28

買収

企業が企業を買い吸収する意味合いで捉えよう。
日本において、
買収=MBOはなんとなくイメージが悪いような気がしてならないが、
MBOはある意味救済してくれたという概念が国際的な見解に近い。

このままでは、事業として成り立たず、
従業員の失業になりかねないものを買収して
存続させることにもなる。
また、劣悪な経営をしている経営陣を退陣させるという意味合いあり、
必ずしも悪いこととは思わない。

日本においては
基本、性善説で考える傾向ゆえに
既存の人たちを悪く言うことはなく、
外部を敵とみなしてしまうから、
MBOがよくないとみなされるのだろう。

とはいえ、MBOはいろいろな問題を抱えていることは事実。
例えば、
今まで評価されてきたことが全く逆になり、評価されなくなる。
これはある意味当然であり、その評価ゆえにMBO対象になってしまったからこそ
その評価を辞めてしまうという論理の帰着でもあるのだから。
それゆえ、MBOを成功させて事業が成り立たなくなるということもある。

つまり、
自分は会社に残りたいのに、評価されずに解雇されるか
会社の評価が自分の思うとおりでなく、自ら会社を去る決断をするか
ということで、どちらに転んでも既存社員の社員の流出は防げないことに、、

その他にも多くの問題をMBOは抱えているが、
すべての人の意見が通ることはMBO行為にはない。
なぜなら、買収されるために経営、事業運営しているわけでなく、
仕方なく、買収という行為にさらされているのだからだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿