2010-06-02

点火

火のないところに煙は立たない。
という諺があるように、
火というものは因果律の塊みたいなものである。

火と言う存在は多くのものの存在価値を否定する自然現象であり、
失くしてしまう存在価値が大きければ大きいほど
勢いよく燃えるものであり、その火の付け方も特殊である。
そしてまた、その火によって、調理、蒸気、火力発電と
人間は進化を得たのである。

火こそ、破壊と創造の象徴とみなせるだろう。

ゆえに社会や人間関係にある火種も
ある意味、破壊と創造になるかもしれない。
重要なのは、破壊なくてして想像ない、
起こしてみて初めて新しい価値観が発生するというもの。

破壊は多くの人が嫌がる現在価値の否定だが、
現在価値の肯定だけでは進化はない。

社会的行動、人間関係においても
ある種の点火を試みてその結果が
どんな創造を導くかを常に意識すべきだと思う。

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