2010-06-18

伝送

情報伝達において、必ず漏れが発生すると思うべきである。
ITネットワークとて、
伝送エラーについて予め想定の前提で設計、構築されている。

人間同士の情報伝達である
コミュニケーション行為も基本は漏れのあるものでいるべきだと思う。
「そんなことはない!うまく伝わっているよ!」
という反論に対して、はっきり言えるのは
受け手の補完憶測がうまく行っている証拠と言いたい。

うまく伝わっているということは
伝達された側が、曖昧なポイントに対して
送り手の今までの発言、行動、思考を照らし合わせて
あたかも聞いたようにみなして行動補完がされていると言わざる負えない。

いくら送り手が丁寧に説明しても
人間すべての言葉を正しく理解できないものである。
僕とて言葉をすべて覚えていたとしても
その真意はその伝達のみではわからない。
しかし、その送り手側の行動から憶測をして行動していることが多い。

うまく説明しているつもりでも
結局は受け手の
能力
やる気
そして、勘の鋭さ
なくして、伝送がうまく行っているということはできない。

説明が下手でもうまく人が動いているのは
受け手の気持ちが送り手の気持ちに同調しているのであり、
送り手として、その事実に感謝すべきだろうと思う。

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