2009-08-19

互換

互いに取りかえること。交換すること。とされるが、
今の主要な意味は、指定された環境でも最低限の性能を出せることといえる。
国際化、仮想化、仕事の細分化、価値の多様化によって、
能力(人、物)が汎用的では示せなくなっている。
つまり、一般条件といわれるものが示せなくなっている。

この能力は、特定条件においてはこれだけ出すことがでいる。
そして、別の条件ではまた検証が必要である。
と示されることが主流になってきている。

なんか面倒な社会だなあって思ってしまうが、
この背景にはPL法のような、提供側の責任を声高に訴えてきた結果である。
互換を保つということは、
その条件の使用において、
提供側がその動作保証、強いては損害賠償を負うことになるゆえ、
提供側としては、それだけの自信をもつ条件でないと提供できなくなってきた。

僕は思う。
互換の保証なく、安全性、確実性にばかり特化した社会って
資本主義、自己責任ではなく、
社会主義、社会責任で、
個々のチャレンジを社会として受け止めないから
新しい息吹をつぶすことになっているのではないか、
だから、技術発展しないのではないかって感じる。

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