2014-04-30

捨象

事物または表象からある要素・側面・性質を抽象するとき、
他の要素・側面・性質を度外視すること

難し過ぎる説明であるが、
簡単言えば、考えるうえでそれを抜いて考える、、、
つまりは、見なかったことにして話を進めることを難しく言っていること。

この捨象という言葉を使わずとも
結構、現代社会は捨象の塊。

都合のいいことばかりを目立たせることは
つまり、捨象しているということ。
それが自己主張だとか言い出すこと。

僕は自己主張の現代社会を大きく変える要素は
この捨象が注目される時と思っている。
近いうちに、捨象がトレンドになるとまで思っている。
気付かずに、捨象していることを見ぬくことが流行るまで言い切りたいな。

2014-04-28

聞入

人間の聞き入れには範囲、、つまり上限、下限がある。

自分の範囲において、あまりに難しいことへの聞き入れについては
自分の理解の悪さを詫びることはまずなく、、
「何を行っているかわかんねーよ、常識的に話せよ」
となるのが、今の社会である。

対して、あまりに簡単、かつわざわざ自分がやるべきではないと判断してしまうものには
「なんで、自分がそんなことに」
となってしまう。

現代社会における
個人への聞き入れは、相当難しい。
当人の許容を憶測して、聞き入れてもらいたい側が判断するのだから、、
逆にそうなっているから、
「ならいいよ、面倒くせー」
ってなり、聞き入れてもらいたい側からの要請が減っていることも事実。

つまりこれが、コミュニケーション不足になっている。
現代人よ、
かなり自分を殺して、相手の要請を聞き入れる努力を心がけよと言いたい。

2014-04-25

許可

案外、人間が思い込んでいるが、
許可の根拠なんて思い込みと恐怖的支配でしかない。

一つ例をあげよう。
メキシコにある神殿について
原住民は神の許可を得たもの、神官のみその神殿に入れた。
しかし、侵略者であるスペイン人は
スペイン国王の許可でその神殿を調査、財宝を接収してよいとしてそこの神殿に侵入した。
原住民は抵抗したが、その原住民こそ王の許可がないとして殺してまでして。

許可っていうのは権威の象徴でしかなく、
その権威より強い権威で圧倒すればどうでもいいという
危うい思い込みである。

上記のことを過去の黒歴史と思っているようなら、
現在の国際法、そして領土問題についてどう説明する?
今までにうまくやってきた君らのルールに
資本、権力、年功の理由でルールを変えてしまい、
今までの許可への効力が全く無に帰することなど
全く同じである。

結局はなんだかんだ行っても、
許可を発動のため”力”になることは明白であるがね。

2014-04-24

常備

常に持っている在庫。
一昔前は、それを過剰在庫という扱いして
業務改善の矢面に立たせていてが、
ITバブルの崩壊、そして震災を受けて
いつしか、常備して臨機応変に対応できるこそ、重要となっている。

物の価値など、
10年一昔、
今トレンドとなっていることが未来では悪意になることが多い。
人によっては、不変的なものがあるというが、
不変という概念すらも、と思うのは
鴨長明と同じ境地か?!

2014-04-23

一助

わずかばかりの助け。少しの足し。
ただ、、一助という言葉を使っている人の多くは、
一助ではなく、それがターニングポイント、起爆剤になるべきだという思いが
強いことが見受けられる。
そもそも、現代人が一助という言葉を日常生活で使えるかどうか、
そ腕もない言葉をわざわざ使うということは
社会への不満、自己主張の表れがこもっていると言えよう。
かくいう、自分も難しい言葉を使うのはその思いがあるからで、
思いは思いのまま、行動で起こすと嫌な思いに繋がることもまた、、、

2014-04-22

法定

近代国家の必須条件は
法定国家であることだ。
だとすれば、今の社会は近代国家から逸脱しはじめてきた。

法定されていなければ、制限することも裁くことも出来ない。
それが法定国家である。

しかし、社会の高度化が進み、
法整備が間に合わないといわれ、
なんとなくイメージだけで、捕まえて後付で裁くことが実に多い。
ウィニー事件なんかその典型例だといえる。

これは実に危ないというか、
「あの人、気持ち悪いと思わない、死刑にしてよ」
ということが冗談ではなく、現実化していることが目につく。
守るべき法ではなく、イメージで裁かれるとなっているのなら
他人の目を気にして、、
いっそ、他人はすべて加害者だという認識がどんどん助長されるし、
自分の思い込みこそが正義となってきていることは
すでに振り返ればそうなってしまっていることに気づく。

社会契約の名のもとに法定を守ってきたが
機能しなくなってきているのだから、
そろそろ、自己防衛、他人との付き合い方を
真剣に考え直すことを先にしたほうが
幸せになれるのではって、ここに提起しておきたい。

2014-04-21

注目

注意して見つめること
注目することより、されることが重要であることがよく分かる時代。

最近やたら、深海魚が水揚げされて注目されている。
これは自然気象の変化とかバカなことを言っているコメンテーターの愚言では無視して
基本、注目論理そのものである。

つまり、
ダイオウイカの海中での生態がブームになったので、
漁師たちが
今まで、頻繁に網にかかっていたが
商業価値がないし、それだけ大きいので無駄な積み荷にあるから
海に戻していた深海魚をそのまま、持って帰ってきているだけである。
網を懐中に入れて引き上げているのだから
深海魚がかかっていたのは頻繁であるが
それについて詳しく考えるほど、漁師の生活は豊かではない。
それは売れないという市場、経済の論理であったからリリースしていた。

しかし、注目されることが地域活性に繋がることもあり
それをわざわざ持って帰ってくるそうなっただけだ。

報道する側からすれば、
新鮮で注目するネタも
現場、地方で当たり前のことを最近のゲスな報道は理解がなくて
見るに耐えない。

2014-04-18

組織

結論的に言えば、
組織に属することは、この先メリットがなく、
組織にいることそれ自体が罪になる時代が来ると予言しておこう。

一人ではことを成し得ない。
それが人間たる所以である。
人間として、他の人間と関わり、その人間とともに生きる。

当たり前とされる、迷信でしかない。

考えて欲しい。
結果は個人に帰属することは自然界でも当たり前である。
それに逆らい、共同、コミュニティーの概念を持つことで福利などが芽生えたが
結果、集団的構想、集団内の権力構想を導いた。
また、組織という括りで、罪もないのに連帯責任を押しつけられる。
そのギャップから、自然界の法則に基づき、
能力主義、個人主義に、、回帰しているしているだけの現代社会。

SNS、クラウドサービス、転職の自由、が共通しているのは
同組織に組みさなくても、互いの価値観、利害をあわせることが出来ることが可能になった結果である。
そうなると、組織に属することはある意味、リスク、損する方が多いという話になってくる。

日本の義務教育で集団活動をインプリンティングしているが、
グローバルに考えると、集団活動を強制している国家のほうが少ない。
組織をいいものと捉える考え方、、実は大きな破綻だといえる。

自分が属する組織について
自分を守ってくれるという甘い認識より
自分にとって得られるメリット
自分が貢献することでのリターン
をドライに考えられるようでないとこの先の時代、生きていくことは苦痛以外なんでもなくなるといえる。

2014-04-17

色味

印刷や映像などの媒体における微細な色合いのこと。
大きなところでは同じなのに
この色味の差異により違うという認識、クレームが起きる時代。

技術の進化でいろいろな色彩が扱えるようになったことは
いいことというより、人に無駄な労力をストレスを導いたっていうことにならないか?!

2014-04-16

人権

自分は当然と思うが、他人には認めない権利。
この認識でいないと現代社会を理解できないといえるが
なかなかわかっていない概念。

現在権利と言われるものが実に多い。
人間に認められるということは当然、他人にも等しく認められる権利であるが
自分の権利ばかりを強く主張する。
例えば
表現の自由とプライバシーはそれぞれ権利に基いて主張でき
それぞれ他人の権利を否定する事が多いことなどが顕著である。

技術、生活様式の変化で多種多様な権利が人間に登場してきている。
でもそれは、権利の数だけ、他人と揉める機会が増えるということを
認識しなくてはならない。

2014-04-15

再起

一度没落したものが、再び復権を目指す事を指すこと。
日本では、再起することは難しいとされる。
当人の心持ちというより、社会的にリスクを感じ、再起させない価値観が蔓延しているからだ。
人によっては
それでは有能な才能にチャンスを与えないで、
どんどん消極的になるということにリスクを感じるという。

確かにそうだが、
考え方によっては、再起ということはありえない。
同じ失敗を繰り返すことになるからだ。
再起ではなく、新しく行動を起こすことであるべきで、
再起という発想自体が日本的な感覚、
失敗した者が、
その失敗を糧に
新しい思いと考えで行動するということこそ、
再起とせずに支援すべきことなのだろうと思う。

2014-04-14

冷凍

冷凍保存と冷蔵保存の違いは?
工業製品上の定義
一般社会的な認識がこの国は曖昧だ。

凍るか、その凍る状態を水分的な0度認識で
冷凍というかもしれないが、
現社会の一般人認識は
冷蔵庫の冷凍室、冷蔵室、どっちに入れるかでしかないだろう。

たしかに
冷蔵
冷凍
とは異なる。
しかし、その行為の目的はそこではない。
保存に関して言えば、食材をより長く食べられる状態にしておくことでしかない。

冷凍、冷蔵の定義、その分野の科学技術の追求より
専門的、高度化されている。
僕からすれば、専門化、高度化させるほうが
簡単である、自分の好きなことをしているだけだから。

しかし、真に求められるのは、食材を長期保存させる方法を
より簡単に
よりおいしいまま
というポイントを見失ってはならない。

その一般認識との乖離が社会的にチグハグな結果を導いていることが
多いのではと思ってしまうことが多くなってきているなあ。

2014-04-11

残滓

残りかす、金魚のフンの意味である。
しかし、言葉の難しさから
そういうマイナスの言葉のイメージより
余韻のほうに使われるほうが多い、、といっても
そもそも残滓という表現自体使われることがないのが実情である。

このように、
本来意味
それを異化した使い方
そして、その言葉自体の存在にまで言及されると
言葉自体の変容がわかるのだが、
悲しいのは、その変わっていることへの
書き手と読み手の乖離が大きいこと
そして、読み手のほうに力が力を得ていることだ。

書き手は読み手を信者のように思い
読み手はお客様のつもりで読むというこの状況では
”残滓”について、

「言葉を理解して読め」
「わかりづらい表現を使って何様のつもりだ」

となるんだから、読書というコミュニケーションの価値は薄れていくのだろう。

2014-04-10

百姓

百姓という言葉を聞くと、祖父のことが偲ばれる。
自分が産まれたときには、既に父方の祖父はなく
母方の祖父が、爺ちゃんだった。
根っからの米作り農夫であり、
口癖が
「俺みたいな百姓が、、」
だった。

自分を卑下する言葉として、百姓と言っていたが、
祖父はそう捨てたものではなく、
・天気を記載するために、田んぼに立てなくなるまで日記をつけていた
・内閣の大臣の名前を変わる度に覚えようとしていた
など、地道にじぶんができることはこなしていた人だった。

百姓という言葉が身分を蔑む意味であったかもしれないが、
百姓として生き抜いた祖父は
snobbism のようで
gentry だったと思えてならない。

2014-04-09

練炭

石炭を粉末にして、蓮根状の穴をあけた円筒形で成型したもの。
最近では見なくなった。

実はこれってこれから重要かも。
そもそも、練炭は日本で編み出された技術で
固形燃料という概念。

燃料というものは基本、
気体、液体、ということ状態が多く、
販売、物流では扱いづらく、その扱いコストがかさんでいるのが実情。

しかし、
シェールガスの登場により、固形燃料の地位が上がっていると並行して
バイオコークスという固形燃料も登場してきている。

これから、固形燃料をいかに使いやすくするかは
この練炭の技術、それを効率よく燃焼させるエネルギー化の技術が
注目されるのではって思い、今の燃料事情を僕は見ている。

代替エネルギー、その代替という代わりのものという発想ではなく
いかに新しい着眼点を持つかがビジネスの視点だといえるので。

2014-04-08

薔薇

言わずと知れた、難しい漢字の象徴たる熟語。
IMEに代表される変換エンジンのおかげで
書かずとも、画面出力されるようになっているので
難しさは薄らいできている。

そして、この薔薇にはより古い呼称もある。
それは茨。
いろいろな地名に使われている、茨。

中国では、同じ意味でもより略称された漢字が登場するというのに、
日本では逆だったことがわかる。

もっとも、今薔薇とは言わず、rose と商品名に使うのだから
何のために、薔薇という難しい漢字を当てたの、、、、
なるほど、
これもひと目を引くために、あえて難しい漢字を作ったのではならないかと
商的な匂いを感じとってしまうのは、職業病の一つかなあ。

2014-04-07

魔女

超自然的な力で人畜に害を及ぼすとされた人間、または妖術を行使する者のこと

今はいない。科学の社会だから。
と思っている人が多いが、発想が逆。

魔女とみなす凡人

は永久、人の中に存在している。

そもそも、魔女は魔女ではない。
人より、叡智に優れ、凡人の理解できない技術で人助けをしている人がそう呼ばれてきた。
悲しいのは、その理解できない技術ゆえに、庶民が助けられているのに
その恩を仇で返して、魔女と呼び、
ムラ社会から隔離し、いらぬ噂で社会から遠ざけた。

魔女になるのではなく、魔女にさせられるのである。

この事実は庶民には理解できていない。
だから今でも、
異能の才に対して、自分の知らない思い込みで
どんどん作り話、中傷が庶民の妄想で膨らませて批判する。
その異能の才を理解できない凡夫なのに、
終いには、歴史的悲劇、魔女狩りにつながったと言い切れる。

僕は経営者、少なくてもそれなりの権力を持つものとして思っている。
魔女とされる異能な才を伸ばすことが重要だと。
そのために、庶民を切り捨ててでもいいとまで思っている。

だから、思う。
今新聞を賑わせて、あの魔女狩り。
庶民を理解できないのに、
なぜあんなひどいことをするのか。

間違っていようが、、庶民風情の生活に何ら問題し、
あっていたら、この先にお世話になるだろうことに、
口出しする発想がおろかしく思ってならない。

庶民の味方が正しいとされているが
実際問題、将来を救えるのは魔女であり魔女の味方だと僕は確信しているだけに。

2014-04-04

余計

必要な度を超えてむだなこと。
現代社会は実は、余計でできている。

余計の同義語は、付加価値だ。
本来の価値以上にその付加価値をつけて
購買衝動を促進させている。

ある人によっては
「そんな余計なものを抜いて簡素なものでいいのに、、」
と言い出す。

その余計が実際にはいろいろと派生している。

あるものは
余計な付加価値が本来の価値と同等に必要条件になってきているもの。
その付加価値がないと本来の価値とはいえなくなるまで昇華してきた証拠。

対して、
逆に、付加価値を余計なものとみなして
あえて、付加価値を落としてシンプルさせることが
そのものの価値を生み出す結果になるもの。

どれも経済発展には必要なことかもしれない。

余計なお世話、日本語の言葉があるが
余計なことをしないと人の生活は豊かにも発展しない事実を忘れてはいけない。

2014-04-03

早起

業績のいい会社のトップの出社時間は早いことが多い。
この事実に対して、
あとづけのように、早く出社すれば、業績が良くなるような論理を振り回す輩が
いるがそれはなんかバカらしい。

思うに、
自分の時間をコントロールできるかということだと思う。
朝早くから出社するために
早起きをするという自己コントロール
周りより早く来ているから、話しかけらない時間空間のコントロール
そしてそれを繰り返す体調コントロール
それらができているからこそ
法人格である会社もコントロールできているといえるだろう。

バカ論理に振り舞わされて
飲んだ挙句に、徹夜で早く会社に来るだけになったり
早い日もあれば、来ない日もある
発想では何もコントロールできない事実に人はいつ気づけるのだろうか?

2014-04-02

換金

何かを売って、現金化すること。
現代社会の言い訳論理そのものといえる。

個人のパチンコ景品交換
企業の売れ残り在庫処理
宗教でのイスラム金融

どれもただ、換金しているに過ぎないが
なんだかまどろこしい論理でその換金を正当化しようと
必死の論理を作っている。

思うに
金銭というものに罪悪を感じる文化、風潮が
色々な民族の中に存在しているのではないだろうか?
それを強引に、欧米主導の貨幣経済を強要されているから
それにあわせるために自らの精神を納得させるために
必死なのではないだろうか?

貨幣経済が平和的なルールという考え方も
ある意味、近現代の支配された認識という考え方もある。
現にその換金をめぐり、恐慌、戦争を引き起こしている事実について
欧米の責任に言及させない権力について、遠い未来、宇宙的視点からすれば
おかしな時代だったといわれる、貨幣経済期になると僕は思う。

2014-04-01

学術

専門的な研究として行われる学問、
バカである。

絵画は認めて、漫画やイラストは認めない
クラシックは認めても、ポップス、ロックは認めない
純文学は認めても、ライトノベルなどは認めない

その基準がいかにも独断的である。
その独断的だけならいいが、
その活動に対して、補助金や免税効果をもたらす施策を施す。
そのくせ、アニメなどに、クールジャパンなど言って干渉してくるのは、、
この国の政策的の愚かさを感じてならない。

基本、どんな生産的活動にも平等にしなくてはならないではないだろうか?
芸術、工芸、工業、機械化、
どれも同じ基準であるべきだろうが、、、

もっと言えば、教育の仕方も読み書き算盤だけを徹底してそれ以外は
独自の専門性を自ら選ばせればいいのでは感じる。
若い子に判断させるのはっていうが、
その若者に現代人という未来のない世代がいうほうがどうかしていないか?

学術、、、術は すべ なのだから、
その生きるすべを自己責任で行わせることを意識させるべきだろう。