2012-07-26

震撼


人をふるえあがらせること
僕の感性では震撼の’撼’の字が面白いと思った。

手偏がついている。
つまりは、人の手が加わる前提、
人為的なものであるというわかる。

ゆえに

<自然の脅威に震撼させられた>

は用例としては、誤りになるべきといえる。

言語において、あっている間違っているということは
時代とともに変わるので、正しいと言い切れないところはあるが、
このように、熟語の漢字ひとつひとつの意義を見ることにより
その言葉の成り立ちの経緯を読み取れる気がしている。

僕がこのブログを続けているのも、
熟語の今の意義の正しさよりは
この言葉の成り立ち、その経緯、そして自らの使い方としての経験を
照らして考える場として最適と思ってならないからと再認識した。

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