2012-04-03

祖国


先祖代々の土地、国家という意味合いだが、
日本人にはなじみが薄いといわれる。
それは、移民に先住民として追い出された経緯がないからと言われたりする。

しかし、もっと小さいレベルでその気持ちがあるようだ。
帰郷や故郷という概念は、国、、、郷のレベルで思いがある。

農耕を主体としてきて、その支配関係を成り立たせてきた
ムラ社会である日本において、祖国という大きなレベルではなく
もっと小さい集落レベルの理解が祖国の意味だと思う。

そんな小さなものと祖国論を一緒にするなという論理は
国の大きさが強さか?
人の思いがより地域的であることが罪か?
という反論もできよう。

ドライに言い切ってしまえば、
祖国という言葉は、、言い換えれば、
土地への執着、
今は住んでいない土地への支配欲の誇大
という欲の表れともいえるだろう。

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