2012-01-03

祝祭

祝日、祭日が公休になって久しい現代社会。
しかし、欧米の祭日と異なり、
その祝祭が仕事を休んででも行わなくてはならないという意味ではない。
ワーカフォリックたる日本人のゆえんに感じてしまう。

欧米の祝祭日は
仕事<行事
という意味があり、仕事をせずに国民全員で祝い事の祭事を行うために
仕事をしないように国家が定めている。
だから、国際案件になると、相手国の祝祭日、もしくは休暇期間に
日本基準で仕事を依頼すると、とんでもなく反感と
強いては雇い主であるこちらをバカ扱いまでする文化である。

対して、日本の場合は
基本的には
仕事>行事
であり、労働基準法の法源の意味合いのほうが強いといえる。
休みを国家的に与え、その日の稼働は休日出勤扱いに処するという意味で。

根本的に、行事への取り組みがない日本において、
祝祭日を強制するのは根源的には無意味ではないのかなあって感じる。
より効率的に考えれば、すべての休日を個人、組織依存にすることが
日本人のためになるいえる。

現在の日本国の規制では難しいが
少なくても弊社においては、
個々の休日感、祝祭感を大切にしたいと経営したい。

祝祭はここにおいて違う社会になっている。
家族の誕生日、参観日、みんなで行楽
これらがそれぞれの祝祭であり、それを間接的に祝い、支援することが
経営者としてできる仕事のひとつと心得ているからだ。

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