すべてのものを同じように扱うこと、とされるが、
決してありえないし、あってはならないことだ。
すべての個体を尊重するならば、同じように扱えない。
また、愛情という感情を認める以上、好意の偏りがでる。
公平を強く主張する人の妻が、浮気した。
妻は、「公平に愛している」と答えても男は糾弾する。
それは別の問題として扱ってしまう社会なのである。
社会の秩序を維持するには、不公平でなくてはならない。
なぜなら、秩序を維持には判断、判決を行う立場の存在がいなくては
物事は決まらない。その立場を公平するということは物事が決まらないことにつながり
停滞、衰退の一途になる。
独占的な権力からの脱却を公平のもとに人類は歩んできたが
その公平もまた社会的にあるべき姿ではなかったという判断してもいい過渡期に
なっていると強く感じている。
根本的には、好き嫌いがあることこそ、人の個性なのだから
公平にするということは所詮無理なことといえる。
0 件のコメント:
コメントを投稿